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【これを読めば一発!】最近話題のNFT解体新書!
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2021.06.21
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投稿者: yomogi
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みなさんこんにちは!
営業のよもぎです!
本日は最近何かとネットニュースになっている
【NFT】について徹底解説させていただきます!
イラスト・ゲーム業界でも話題沸騰していますが
急に出てきた横文字に戸惑っている方も多いのではないでしょうか?
このブログを読めば
NFTとはどんなサービスで、どんなメリット&デメリットがあって
実際どんなことが起こってるのかが分かるようになっています!
これを機に”新しいデジタルアートの可能性”、NFTを学んで見ましょう!
それでは早速レッツゴ〜
■NFTってそもそも何?
Non fungible token(ノン ファンジブル トークン)の略であり、
直訳で”代替不可能なトークン”という意味になります。
つまり、替えがきかないデータということです。
そのため、NFTにはデジタル鑑定書(シリアルナンバーのようなもの)が付いており
データであっても自分が”真作の所有者”だと証明することができます。
真作をNFT会場(※1)にて出品し、オークション形式で参加者が仮想通貨にて(※2)
購入できる仕組みがNFTとなっています。
また、基本的には購入者へ所有権のみを譲るため、著作権までは譲渡しません。
※1 会場はWEB上に数多く存在しています。ヤフオクやメルカリのようなイメージです。
※2 代理業者の利用などによってはクレジットカードでそのまま支払いが出来るところもあります。
そして特徴的なのが
購入した所有者は会場規定にもよりますが
作品を転売することも問題ありません。
従来であれば転売による利益は転売者のみに入りますが、
NFTであればその転売金額の一部が
製作者本人にも入る仕組みがあります。
しかも何度転売されても制作者に一定の利益が出続けるのです!
利益の分配率は会場の規定などによって異なりますが
転売が問題視される昨今に一石を投じたような素晴らしいシステムです。
※上記の図は簡易的な例です。
■なぜNFTが支持され始めているのか
一言で言えば、”デジタルアートの新しい価値感”となっているからです。
デジタルの世界では、現実に比べ簡単に複製をすることが可能です。
そのために海賊サイトが横行し、アート作品のデジタル上での価値は相当に低いものになってしまっています。
ですが、現実世界と同じく「ゴッホが描いた真作だ」とデジタル上でも証明できるようにすることで
作者は自分の作品の価値を世の中にアピールすることができ、
真作を購入した所有者もデータを資産とすることができます。
ここで身近な例えを使って内容を噛み砕いてみましょう!
あなたが普段ネットにアップしていた自撮り画像があったとします。
そんな中、マッチングアプリにて他人があなたの自撮りを使い騙っていた!
NFTの原理では、その画像の真作はあなただと証明できるため
悪用者を偽物だと訴えることができます。
上記は金銭的な価値や資産ではないですが、
このように「この世にたった一つ」という証明は
デジタルにおいても重要であり、そこに金銭的な価値を見出す人は世界には多くいるのです。
■サブカル業界での注目度
イラスト業界でもNFTは大きく注目されています!
「ゴッホが描いた真作」理論と同じで
有名イラストレーターが描いた作品をデジタル上で真作証明できるため
所有者はJPEG画像であっても数万〜数千万という資産を持つことができます。
既に参加されている有名な方を挙げますと
lack氏、笹目めと氏、浜田ブリトニー氏、
VRアーティストのせきぐちあいみ氏、
元セクシー女優の上原亜衣氏と続々と参加されています。
特にせきぐちあいみ氏の作品は
約1300万円で落札され、業界を大きく賑わせました!
その他にもゲーム業界では
スクウェアエニックスが「ミリオンアーサー」シリーズにて
NFTを今夏に展開することを発表しています。
ソシャゲやMMOの装備やアイテムをNFT化することで
「ガチャをすればみんなが引ける同じもの」ではなく
「引いたアナタだけの特別なアイテム」になるということです。
ゲームやアニメの中のオンラインゲームの世界に近づいていると感じますね!
■データ上だけって大丈夫なの?
現実と違い、データだけの所有は
ハッキングなどの漏洩や改ざんの不安がありますよね?
ご安心ください、”ブロックチェーン”と呼ばれるシステムを使っているため
理論上改ざん不可能となっております。
ブロックチェーンの仕組みは複雑になりますため
ここでは簡単に説明をしますと
①取引の流れが暗号化され続ける
↓
②取引内容は細かく1つ1つ保存され続ける
↓
③取引内容の前後の暗号化を読み取り続け、整合性を合わせ続ける
↓
④①〜③の内容を複数のコンピュータが監視し続ける
という流れが延々とされる仕組みです。
取引内容がチェーンのように繋がり続けていることから
ブロック(取引内容)チェーン(繋がり)と名称されています。
ブロックは防ぐという意味ではなく、
LEGOブロックのような”塊”のことで、取引内容を意味しています。
このように盤石な体制の元で管理しているため
もし不正のためにデータを改ざんしたとしても
以降のデータも暗号が合うように改ざんし続けなければエラーが出続けてしまい、
しかも複数コンピュータの監視も掻い潜らなければいけなく、
その対応をしている中でも新規の取引内容が発生するためキリがなくなってしまうのです。
厳密には改ざんすること自体は可能なのですが
その手間には莫大な時間と資金が必要であり、全く現実的ではないため
”理論上”改ざん不可能とされています。
このブロックチェーンはビットコインのシステムにも取り入れられており
「インターネット以来の発見」とまで言われています。
それほど強固なシステムなため、真作を偽造することはほぼ不可能と言えるでしょう。
ただブロックチェーンシステムは盤石なのですが、
NFT自体には、不安視される大きな点が2つあります。
まず1つ目は法整備がされていないことです。
「デジタル所有権」という権利は民法・著作権法上、法定されていません。
あくまで当事者間の契約上のみでしか守られているものはありません。
そのため、マネーロンダリングなど犯罪の温床にもなりかねない懸念が存在しています。
2つ目は、製作者を騙って真作だと偽りデータを販売する偽物もいることです。
NFTに限ったことではないですが、
ネット上にアップしていたあなたの画像を第三者が勝手に販売してしまう可能性があります。
本ブログ内にて例としてマッチングアプリの話をしましたが
あちらの例は既に製作者本人がNFTを開始していて、
その後に偽物がNFTをしていた場合は偽物を判別することが出来るという例です。
そのため、偽物が一番最初にNFTを開始すると見分けるのが難しい場合があります。
この2つ目に関しては
製作者が制作過程を動画化し、それも合わせて販売をする等の対策が
一部では取られるようになったそうです。
NFT文化は黎明期であるからこそ、デメリットとなる部分もまだまだ出てくるかとは思います。
ですが、ビットコインが登場初期と比べ恐ろしいほど価値が上がったように
大手企業も続々参加している昨今、NFTもそうなる可能性を秘めております。
■注目されているニュース
最後に注目されている事例を3つご紹介させていただきます!
・人気アイドルグループ「SEK48」がライブ映像をNFTトレカ化し、即完売。
推しアイドルの”世界に一つだけのアイテム”を自分が保持できるという優越感は
なにものにも代え難い喜びだと思います。
チェキや握手といった文化がコロナの影響で行えない今、熱い支持を受けるのは納得です。
・NBAのデジタルトレカ「NBA Top Shot」にて1000万を超える取引
NBAのトップ選手たちのハイライトをデジタルトレカ化し販売するサイトにて、
レブロン・ジェームズ氏のダンクシーンのトレカが
なんと約2270万円の取引がされました!
その他にも1000万円を超える取引カードがあることから、市場の熱狂っぷりは計り知れません。
公式サイト ※全ページ英語となっています。
・米ツイッターCEOジャック・ドーシー氏の初ツイートが約3億1640万円にて落札
CEOの初ツイートというのは、ツイッターが生まれて初めての第1ツイートになります。
「just setting up my twttr(自分のツイッターを設定したところ)」という一言がまさかの億を超えるとは・・・。
もちろんこのツイートは今でも誰でも見れますし、コメントやRTだって誰でもできる代物ですので、まだまだ不思議な感覚です。
この事例によって、今後著名人の第一ツイートが続々と販売されていくことも考えられますね。
いかがでしたでしょうか?
長くなってしまいましたが、話題のNFTについて
少しでもお役に立っていただけたなら幸いです!
それではまた次のブログで。
さようなら〜
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恋猫は我が家の黒猫! 趣味のイラストを描きつつ好きなアニメ・ゲームを永久に嗜む そんな超越的なスロウライフを謳歌できるよう日々を過ごしています。最新記事 by yomogi (全て見る)
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