よもぎのイラストメイキング!グリザイユ塗りのコツ編②

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こんにちは!営業のよもぎです。

 

お待ちいただいた方がいましたらスイマセン!
今回は7月に掲載しました「グリザイユ塗りのコツ編」のパート2です!

 

前回からの続きとなりますので
未読の方がいましたら、
よろしければ下記記事から読んでいただけますと嬉しいです!▼▼
https://technoart-tokyo.com/blog/2021/07/26/29923/

 

では早速、グリザイユの影下地が出来上がった後の
カラーで塗る方法を解説していきます!

 

「ここからが本当の地獄だ・・・」

 

■まずは色分けをしよう!

グリザイユ以外で塗っているときと同じく、

髪、肌、服、瞳などレイヤーを分けて色分けをしていきます!

 

グリザイユの場合は線画の上に色塗りレイヤーを作り、

レイヤーモードを「オーバーレイにして色を塗っていきます。

 

▼レイヤーの位置(赤がカラーレイヤー、青がグリザイユレイヤーです)

 

 

▼レイヤーモード変更

 

 

色を塗る際なのですが、バケツで流し込む以外にも

「投げなわ塗り」も手軽にベタ塗りができておすすめです!

ペンで囲った範囲を塗り潰せるので、

バケツ塗りと違って線が閉じていなくても対応できるのがGOOD!

 

 

▼投げなわ塗り

 

 

色の配色に関しては思った色と違う発色になりやすいのがグリザイユです。

なので、勘で色を置いた後はひたすらに色相調整をしています。

この色を探す作業がグリザイユにおいて結構難しく、

何度やっても一発で良い色味にならないので慣れとしか言えません汗

 

ではでは、まずは1色で塗った状態がこちら!

 

▼色分け完了時点

 

 

各項目で使用したベース色はこんな感じです!

 

 

■肌(透過率34%に調整)

 

 

■髪(透過なし)

 

 

■シャツ(透過率27%に調整)

 

 

かなり透過させていることもあり

全体的にくすんだ色になってしまっています。

ただ、実は透過していなくても結構くすんだ色になっています!

これこそが前記事でお話した、グリザイユで色を塗ったときの初感想

 

「なんだこれ!最悪!」の状態です!

 

でも大丈夫です。ここから盛れるのがグリザイユ!

グリザイユではオーバーレイレイヤーをたくさん作り、

ひたすらに色を重ねて好みの色を作り出す作業が必要となっています。

 

ここからはとにかく自分の直感を信じた色味調整が始まります。

地獄です。

 

■肌を塗ってみよう!

ベースカラーで置いた肌は結構くすんでいるのですが

構図が逆光なことと、男らしい肌感は出ているのでそこまでいじらずに

ピンク系の優しい赤みを少し付け足します。(オレンジとかでももちろんOKです)

先ほどお話したオーバーレイレイヤーで追加していき、

色調補正や透明度を変更しながら良い具合を探っていきましょう。

 

また、セクシー担当キャラなので頬もちょっと染めてみます笑

 

 

▼肌に赤み追加

 

 

▼使用した色(ピンク①)

 

 

▼使用した色(ピンク②)

 

 

▼頬の色

 

 

▼肌のレイヤー

 

 

肌全体的にピンク①を追加し、

影になっているところにピンク②を入れています。

その後頬にも赤みを入れています。

 

 

▼色を入れた場所

 

 

頬以外は正直あまり違いが分からないレベルだと思いますが

後で大きな調整を入れるのでこちらで大丈夫です!

 

ただこれだと顔が暗くてパッとしないため、

顔の中心を明るく調整してみます。

 

やり方としては

レイヤーモード「加算発光」を使い、

ベースカラーの肌の色を選択、

エアブラシを使い、円を描くように顔の中心を塗ります。

真っ白になりすぎたらレイヤー透明度を下げて調整しましょう。

 

出来上がったのがこちら!

 

▼顔を明るく

 

 

顔の中心だけを明るくすることで、前記事でお話した

視線誘導の効果が出ます。(顔へ自然に目が向く効果)

これは一見明るすぎですが、後ほど全体に色調整をするので問題なしです。

 

今回は「顔が暗いから明るくしよう」といった意図で使いましたが

明るめの肌の状態でもこのテクは活用できるので

なんか顔がパッとしないなぁ」と悩んだときには取り入れてみてください!

 

■髪を塗ってみよう!

髪の項目ではあるのですが、

今回描いたキャラクターが坊主頭なため

実は髪の部分は参考にしてもらうことがほぼありません・・・汗

女性などの髪の塗り方はまた別の記事にて解説したいと思います!

 

画面右側を暗くしたかったため

紺に近い青色でグラデーションになるように

ささっと塗り足して髪はおしまいです!

 

▼髪の影入れ

 

 

▼使用した影色

 

 

■シャツを塗ってみよう!

逆光構図=背景が明るいので

その分シャツを暗くし、色の明暗差を生み出そうと思います。

また、「白を暗くする=灰色にする」だと遊び心がないので

やや紫っぽい灰色にして、キャラクターのセクシーさを出します!

 

▼シャツに紫をちょい足し(薄すぎてわかりづらい・・・)

 

 

▼使用した色(ピンクベース)

 

 

▼使用した色(青反射光)

 

オーバーレイを使って紫色で塗るだけだとしっくりこなかったので

シャツは今までとは別の工程を踏んでいることと、

反射光とはなんぞやの解説をします!

 

今回シャツの色を灰色から紫風に変えたかったため

ピンクベースを【通常レイヤー】でシャツ全体に塗り、

透明度を下げて馴染ませています。(あくまで”紫風”がよかったため)

青反射光は【乗算レイヤー】を使い、こちらも透明度を調整して馴染ませています。

※反射光に関してはこれだと見えなすぎたため

仕上げの段階で更に手を加えています。また解説します!

 

 

▼シャツのレイヤー構成(一番上のレイヤーは後ほど解説します)

 

 

オーバーレイレイヤーで色を塗っていくのが前提なのですが

それだけを使う決まりがあるわけではないので

このように適宜色々なレイヤーを使って試してで楽しんでいきましょう!

(グリザイユは半ば強制的にレイヤーの理解度が上がっていきます笑)

 

また、青で塗った反射光について。

簡単に出来て絵の雰囲気が増すおすすめテクですので

是非取り入れていただきたいです!

 

 

▼青反射光(完成版の切り抜き)

 

 

反射光はその名のとおり、何かに反射して映る色なのですが

イラストでは「水色〜青色」が使われることが多いです。

反射光というと馴染みがないかもしれませんが

アスファルトの照り返しというと馴染み深いかなと思います!

 

 

▼反射光イメージ

 

 

反射光に青色が多く使われる理由は正直よくわからないのですが、

遠くの景色が青みがかって見える「レイリー散乱」をもとに、

遠近感を含めて表現できるから・・・かもしれません。

 

とりあえず青色の理由は置いておき、

エモさ”が表現できるのは確かなことなので活用しましょう!

 

今回の反射光は、地面から反射した光を想定して入れますため

画面右下の腹筋〜手の下あたりにエアブラシで薄めにさっと塗っています。

 

意識していないと見逃しやすい反射光なのですが

あるとないとでは絵作りが大きく異なります。

雰囲気あるイラストを描く絵師さんがいらっしゃったら、

どのように反射光を描いているかも今後チェックしてみてください!

 

最後に、背中側をちょっと明るくしたいため

オーバレイレイヤー追加して白色で軽く塗っています!

 

 

▼背中側をちょい明るく

う〜ん、これも違いがわかりづらい!笑

 

 

少しづつ雰囲気が出てきた・・・かと思います!

 

だいぶ長くなってしまったので

今回も途中ですがここで一旦終了です!

 

次回に背景、仕上げを解説しメイキング終了予定となります。

仕上げをすると一気に絵の雰囲気が変わるのでお楽しみに!

 

もしよろしければ次のブログ更新まで

今回のメインキング内容で練習してみてもらえると嬉しいです。

 

それでは、さようなら〜

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yomogi

恋猫は我が家の黒猫! 趣味のイラストを描きつつ好きなアニメ・ゲームを永久に嗜む そんな超越的なスロウライフを謳歌できるよう日々を過ごしています。

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