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【学校に通わなくても独学で絵は描ける!構図編】
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2021.06.17
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投稿者: yomogi
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こんにちは!営業のよもぎです!
今回はやや攻めたタイトルにはなりますが
実はプロの方も独学ということ、意外と多いんですよ!
ですが、独学というのは闇雲に絵を描き続けることとは違います。
自分の足りないことなど、次のステップアップを明確にして
チャレンジし続けられることが独学で上手くなっていくことです!(
当たり前)僕自身、ほぼ独学で絵を描き続けていますが
その中で特に重要だと思うことは「目を養うこと」です。
自分の絵を見て
「なんか◯◯がおかしい気がする、でもどうすればいいかわからない」
と歯痒い思いをしたことはありませんか?
ご安心を!その感覚を持てることこそが目を養えている証拠です!
おかしいと思う箇所を明確に分かっている、でも解決方法がわからないという感覚です。
その感覚を持てた上で
プロの絵のどこを参考にするか、映画や写真のどこに魅力を感じるか、
どんな色味なのかなど見る箇所を決めて学び、
それを自分の絵に落とし込んでいくことがオススメです。
もし自分の絵のどこがおかしいか分からないという方も
試してみてほしいことは実は同じです。
プロのイラストや写真などから
自分が描きたかった構図と似たものを探して見比べて見てください。
じっくり観察してもわからない場合は、模写してみたり
自分の絵を上から被せてみたりと徹底的に比較してみてください!
地道な努力ですが、必ず成長の糸口が見つかります。
さて!独学についての前置きはこのあたりにし、
今回は見て学ぶ箇所を「構図」に絞り
イラスト例を交えて「なんか良い構図」をご紹介します!
「なんか良い」とざっくり言いましたがちゃんと理由はあるのでご安心を!
絵を見てくれた人がなんか良いって思ってくれるということです。
では早速レッツゴ〜
①これぞ王道!三分割法をまずはマスターせよ
見ていただいて分かる通り、画面を縦と横に三分割する画面構成です。
そして縦と横の線が交わった部分に重要な要素を配置していく構図です。(画像の●の部分)
構図に迷ったらとりあえず三分割にしてみる!そういうプロの方も沢山いると思います。
突然ですが、「視線誘導」という言葉は聞き覚えないでしょうか?
人の意識を利用して、自然と絵を見る箇所・順番を操作することです。
代表的なのがチラシなどにも取り入れられている
「Zの法則」という視線誘導テクニックがあります。
左斜め上からZの流れに沿って人は視線が移動しやすいという法則であり
このZの法則と三分割法は実にマッチしやすいです!
※視線誘導は色味でも出来ますが、今回は構図の話とします。
では実際に三分割法を使い、
Zの順番に沿って下記の要素を配置してみます。
左上にはキャラクターの顔を配置。(顔でイラストに興味を持たせる)
右上には背景やキャッチコピー。(背景で場所を想像させ、奥行きを感じさせる)
左下には女性キャラクターの胸。(女性的な特徴でインパクトを加える)
右下には手を配置する。(こちらに向かって何かを訴えているような手で後引くものを感じさせる)
どうでしょう?なんか良いなって思う構図になっていませんか?
三分割法はまとまりがあるので見ていて疲れにくい絵になります。
そして絵を描かれる方には大吉報なことですが
上記の重要要素を配置した以外の箇所は、
超適当に描いてもたいていの人は気にしませーーーん!
これを覚えておくだけで
描き込む箇所とラフ程度で問題ない箇所の
イラスト全体のバランス感覚を養うことができますので
構図を知るだけでお得な要素がいっぱいなのです!
②背景との相性抜群!フレーム構図でエモさUPせよ
フレーム構図は額縁のような・カメラのフレームのような
そういう分かりやすい構図となっています。
三分割法のように決まった位置に配置するのではなく
自分の好きな箇所にフレームを作り、
そのフレームの中を光とし、フレーム外を影と考える構図です。
例えばフレームを中央に作ると吹き抜け感が出て
閉塞感からの開放感を感じさせる構図になります。
どうでしょう?
手前の木々の奥に青空や海、街が広がるような光景が目に浮かびませんか?
また、フレームを右上に配置すると
閉塞感の中で手の届かない光のように感じさせる構図を作ることができます。
フレームを横にずらすことで「遠い存在」に感じさせる効果も生まれます!
三分割法の素直なインパクトとは異なり、
フレーム構図は情景的だったり何か心を揺さぶられるような
エモい構図になっていると思いませんか?
背景と相性が良いとは謳いましたが
フレーム構図で重要なのは
奥行きによる”閉塞感”と”開放感”を生み出せることです。
なのでキャラクターの心理状態を表したイラストを作ることもできるのです。
③バランスが極まる!三角構図で重心を意識せよ
最後にご紹介する三角構図は
三分割法、フレーム構図と比べると少しだけ難易度が高いかもしれません。
なぜなら三角形の底辺と直角の箇所を使い、
安定感から不安定感まで自在に演出することができる構図だからです!
そんな真逆なイラストを作り上げることができるため
難易度は少しだけ高いのですが
それゆえに今までになかった自分の絵を作り出せるかもしれません。
まずは底辺を使ったどっしりとした安定感のある構図!
腕組みをし、自信満々な感じが読み取れますね!
そう、絵としての安定感以外にもキャラクターの個性すらも表せるのです。
次に直角部分を使った不安定な構図にすると
転びそうな、けど躍動感たっぷりの絵になります。
同じ三角形なのに与える印象が全く違うのが分かると思います。
その他にも三角のそれぞれの角の部分にキャラクターを配置するだけで
メインビジュアルのポスター感も出るカッコいい構図となります!
ちゅ、厨二〜〜・・・ッ!というように、難易度は少し高いのですが
三角構図は三分割法並みに汎用性と応用性が高く、
角の部分に視線が誘導されるので分かりやすくて優秀なのです!
いかがでしたでしょうか?
構図自体はご存知だったかもしれませんが
どのような視覚的効果が備わっているか、どのような計算のもとに
イラストが出来上がるのかの作者の狙いを知ると
良いと思う絵が何故良いのか、理論的に目を養えます!
他にも有名な構図法は色々ありますので
是非調べてみて独学を極めてみてください!
それではまた次のブログでお会いしましょう〜。
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