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【再掲載】女子目線で観た「007 スペクター」の魅力!
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2020.01.22
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投稿者: Az
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こんにちは、ブログライターのAzです。
世間ではクリスマス?とかいうイベントが盛り上がっているようですが、ちょっと私は聞いたことのないイベントですね。
泣いてなんかいません。
リア充は爆発したらいいと思います。(笑顔)
タイトルでいきなり女子とかドヤっていますが、映画の趣味はよく男らしいと言われます。
アクション、SFファンタジー、ミステリーサスペンスが大好物、逆に恋愛ものはちょっと苦手。
”女子にはラブストーリー、ハッピーエンドが必要不可欠!”
なんて思っている男子もいるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
……でもね。
観る映画にイケメンが出ていたら、そわっとするのは確かに事実。
男子がヒロインにかわいさや美しさを求めるように、女子だってイケメンが出てたらやっぱりうれしいものなんです!
ところで、今年の映画業界はスパイ映画の当たり年と言われ、日本ではスパイ映画元年なんて呼ばれ方もされました。
確かに、
「ミッション:インポッシブル/ローグネイション」
回を重ねるごとに派手になっていくお家芸アクション! 出典:公式Facebook
「キングスマン」
斜め上をいく設定の愉快痛快アクション 出典:公式サイト
「コードネーム U.N.C.L.E」
犬猿の仲のふたりが嫌々手を組むバディアクション 出典:公式Facebook
など個性豊かな作品が立て続けに公開され、同じジャンルでも全く飽きの来ないスパイ映画ライフ(?)を送る事ができました。
しかし、怒涛のスパイ責めはまだ終わりません!
満を持しての登場、今年の締めくくりスパイ映画「007/スペクター」です!
し、白タキシードのボンド……おしゃれさんんん!かっこよすぎか! 出典:公式Facebook
というわけで今回は、大ヒット公開中「007/スペクター」を、映画好き女子の視点も交えてご紹介いたします!
目次
シリーズ最新作は原点回帰!
言わずもがな007とは、英国の諜報機関MI6に所属する秘密諜報員のコードネーム。
スパイ映画の金字塔と言っても過言ではないこのシリーズは、今作で通算24作目です。
現在、6代目ボンドを演じているのはダニエル・クレイグ。
出典:公式Facebook
どっからどうみても、かっちょいいおじさんです。(断言)
「カジノ・ロワイヤル」から一貫して、それまでよりも現実味を帯びたストーリーや設定でシリアス路線に舵を取ってきたクレイグ・ボンド。
しかし、今作ではよりリアル指向になりながらも、クスリと笑わせてくれるジョークがちらほらうかがえます。
さらに、ボンドカーの代名詞Aston Martinやウォッカ・マティーニ、腕時計というガジェットなど、初代ショーン・コネリーの時代から受け継がれた定番アイテムも多数登場。
過去作品のオマージュも多々あり、ファンであればあるほど胸熱なこと間違いなし!の出来となっています。
また、今作のタイトルにもなっているスペクター。
これは、世界征服を企てる悪の秘密組織の名前。悪の秘密組織だなんて、オラ、なんだかワクワクすっぞ!
実はこのスペクター、ショーン・コネリー・ボンドの宿敵でお馴染みなんです。オールドファンの方には何をいまさら案件ですが。
時代を超え、今作で再び姿を現したスペクターは、クレイグ・ボンドとは一体どういう関わりを持つのでしょうか。
それから忘れちゃいけないのが、ガンバレル・シークエンス。
銃口を覗いた先にボンドが現れ、バキューンッ!とこちらに向かって発砲する、あれ!
クレイグ・ボンドでは初、ついにオープニングで登場するので、否が応にも期待感を高めてくれるんです!
ダニエル・クレイグはセクシーの塊!
今、映画誌や女性誌などで特集が組まれるほど話題となっているのが、英国俳優。
英国発の海外ドラマが火付け役となり、広がりをみせたこの英国俳優人気は、映画女子・海ドラ女子の間では、もはやブームから定番になりつつあります。
そしてお気付きの通り、ダニエル・クレイグもまた、英国俳優のひとり。
金髪碧眼、武骨な骨格に筋肉隆々の47歳(2015年現在)、ボンド役の為にトレーニングを欠かさないという彼の努力とその結果に、ボンドガールがメロメロ(死語)になるのも当然と言えば当然ですね。
「カジノ・ロワイヤル」では、ボンドガールよろしく海からゆっくりとあがってくる海パン一丁のボンドが大変話題となりました。眼福……。
ボンドガールも顔負けのセクシーさ 出典:Yahoo Movies
しかもこのとき着用していた水色の水着、シリーズ製作50周年を記念して行われたジェームズ・ボンド・チャリティー・オークションに出品されたのですが、なんと、71,742ドル(約565万円)で落札されたとか……。オークションの収益は複数の慈善団体へ寄付されたそうです。
これまでのボンドガールが世の男性の心を震わせたように、007という映画の中で、クレイグ・ボンドは明らかに女性へのアプローチをしてくれました。
この瞬間、悪の組織や秘密兵器など、それまで男性が楽しむイメージの強かった「007」が、女性も堂々と楽しんでいい映画となったわけなのです。言い過ぎ?いやそんなことはない!
「スカイフォール」でも素敵な背筋を魅せつけてくれてます。 出典:The Telegraph
ちなみに、クレイグは他作品でもいい脱ぎっぷりをみせてくれています。
「トゥームレイダー」では、ララ・クロフト(アンジェリーナ・ジョリー)の前で真っ裸に!
彼がダニエル・クレイグと認識していなくとも、あのシーンが記憶に残っている方は多いのではないでしょうか。そのころまだ○学生だった私には衝撃的シーンでしたw
今でこそハマり役のクレイグですが、配役発表当時は散々に叩かれていたこと、知っていましたか?
ボンド初の金髪、歴代俳優に比べて低身長、耳が大きい(!?)などなど……。
そんなバッシングをはねのけるように、英国のカメレオン俳優である彼は、元々のボンドのイメージを壊さないよう徹底的に役になりきってくれました。
結果、クレイグ・ボンドが受け入れられた証拠は、世界中が目撃したはずです。
まだ記憶にも新しいでしょう、2012年ロンドンオリンピック開会式。
ダニエル・クレイグは、007のジェームズ・ボンドとして、エリザベス2世のエスコートという大役を務めたのです!
動画でエリザベス2世と、彼女のワンちゃんたちとも共演。かっこいい。かわいい。かっこいい。 出典:BBC
ね?これで惚れない女はいないでしょう?
魅力たっぷり、ボンドガール
「007」では、ボンドガールについての評価も今までに数えきれないくらいされていますが、今回のボンドガールは3人。
冒頭に登場する大人のおねえさん(イメージ)ステファニー・シグマン。
ボンドガール史上最年長モニカ・ベルッチ。
そして、殺し屋ミスター・ホワイトの娘マドレーヌ・スワンを演じたのがレア・セドゥです。
出典:公式サイト
同じスパイ映画の「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」にも出演していたレア・セドゥ。思い出せない人はどこで出たか確認してみよう!
フェミニンな可愛さとただならぬ色気を併せ持ち、ポストスカーレット・ヨハンソンと言われているほど。
表情と瞳から伝わる様々な感情が、彼女の演技をより際立たせています。
「ミッドナイト・イン・パリ」「グランド・ブダペスト・ホテル」「美女と野獣」などに出演、2013年カンヌ国際映画祭では「アデル、ブルーは熱い色」で、アブデラティフ・ケシシュ監督、アデル・エグザルコプロスと共に史上初のパルムドール3人同時受賞で注目されました。
アデル・エグザルコプロス(右)と 出典:RFI English
ボンドガールであるマドレーヌは、ツンデレさん。
眼光鋭く断固たる態度がとてもかっこよく魅力的です。
ボンドとの関係がどうなるかはここでは言えませんが、とても重要な役どころとなっているので、ぜひ劇場で確認してほしいところ。
そして映画界だけにとどまらず、ファッションモデルとしても引っ張りだこの彼女は、プラダやrag&boneのキャンペーンガールにも抜擢されています。
女子は女子に厳しいものですが、彼女に憧れる女子がたくさんいることに意義は全くございません!
忘れちゃいけないQ課のQちゃん
前作「スカイフォール」からMI6のQ課課長Qとして出演するのがベン・ウィショー。
ダニエル・クレイグと人気を二分するほど、いえいえそれ以上の人気ぶりです。
女子からは“かわいい”との声が多数。分かる。 出典:公式サイト
舞台「ハムレット」で批評家から絶賛され、映画「パフューム ある人殺しの物語」の主演に抜擢。
私生活では、作曲家のマーク・ブラッドショウと2012年に同性婚しています。
これまでのQのイメージから一転、キュートな童顔に黒縁メガネの若造に、初登場の際はボンドも若干戸惑うという構図がなかなかコミカル。
シリアスなクレイグボンドの中で、女子の心を癒してくれる貴重な存在です。
今作では、ボンドとの距離が若干縮んだようにも見え、実際、ボンドにとってより心強い味方に。
普段はデスクワークだって、やるときゃやるんだぞっ!という場面も今回は見られるのでお楽しみに!
私生活では大の猫好きというウィショくん。
実は「スペクター」ではQのペットも判明しますが、それはもちろん、劇場でご確認くださいw
クレイグ・ボンドはこれで終わり?
「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」「スカイフォール」に引き続き、この「スペクター」で引退では、と噂されているダニエル・クレイグ。
前作ではボンドの出生の秘密に触れていましたが、今作はその続編という位置づけで、ボンドと縁の深い人物が彼の前に立ちはだかります。
噂を前提に、今作はまさにクレイグ・ボンドの集大成とも言える仕上がり。
その言葉通り、前3作も大いに関係してくるので「スペクター」を観る前に、私はぜひ予習復習をオススメします。あれ?これ誰だったっけ?ってなったのは私だけじゃないはずw
観終わった後、終わってしまった喪失感と、それを超える満足感できっと胸がいっぱいになることでしょう。でもクレイグの降板はまだうわさですよ!
他にも魅力的なキャラクターや、主題歌など(オープニング、これがまた曲も映像も震えるほどかっこいい)、まだまだ語り尽くせない「007/スペクター」。
これ以上語らせるとネタバレに触れてしまいそうになるので、あとは自身の目でぜひお確かめください!
そして、みなさんの感想お待ちしております!
Azでした。
「007/スペクター」
任務外の行動が元で、M(レイフ・ファインズ )から暇を言い渡された、007ことジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)。しかし、身勝手に見える彼の行動の裏には、ある理由があった。そこに届けられた一枚の写真。それは、幼少時代を過ごした“スカイフォール”で焼け残ったものだった。マネーペニー (ナオミ・ハリス) 、Q(ベン・ウィショー)らの協力の元、調査を開始するボンドだが、やがて彼らは強大な悪の組織に辿りつく。一方、英国では国家安全保障局のマックス・デンビ(アンドリュー・スコット) が、時代遅れだと言う理由でMI6の解体に動き出していた……。
監督サム・メンデス 脚本ジョン・ローガン 製作バーバラ・ブロッコリ、マイケル・G・ウィルソン
出演者ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ、レア・セドゥ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、デビッド・バウティスタ、アンドリュー・スコット、モニカ・ベルッチ、レイフ・ファインズ
主題歌サム・スミス「Writing’s On The Wall」
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