これが私の天職です!腕を磨き続けるデザイナーに注目【社員インタビュー第6回】

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月に1回、1人の社員にスポットライトを当てる連載企画「テクノアート社員インタビュー」。実際の仕事の内容や、テクノアートで働くことのおもしろさを語ってもらいます!

 

「イラストやシナリオ制作の会社ってどんな感じなの?」「デザインに興味がある」と就職活動を考えている方は、ぜひチェックしてくださいね。

 

<前回の社員インタビューはこちらから!>
事務もディレクターも営業も全力で!やりがいは誰かの力になれること

 

 

続けてきた社員インタビューも6本目となりました。そんな今日は、デザイナーとして活躍する寺島さんへのインタビューをお届けします。

 

 

デザイナーになるきっかけは「ビビッときた」から

――最初から今のようなデザイナーを目指されていたんでしょうか?

 

専門学校には通っていたのですが、1年生の前期まではファッション科に在籍していました。それは服が好きだったのと、ファッションデザイナーになりたいという気持ちからだったのですが、いろいろ勉強するうちに他のデザインについても知りたくなって。それに、インターンを通してファッション業界で働くことの大変さに触れ、狭き門であるファッションデザイナーへの道にも悩んでいました。

 

ちょうどそのころ、学校の先生からグラフィックデザインについて紹介されて。とても興味がわいたので、思い切って転科したんです。結果、「これが私の天職では!?」と思うぐらいに勉強が楽しくて、「もうグラフィックデザイナーになりたい!なるしかない!」と感じるようになりました。

 

 

――「好きこそものの上手なれ」とは言いますが、まさにその通りになったわけですね。

 

はい。最初に編集ソフトをさわってみたとき、なんというか……ビビッときたんですよね。直感的なんですが。勉強したことも自分の中にしっかり吸収できている感じがあって。結果として良い成績が残せたのも、さらにモチベーションになったと思います。

 

専門を卒業後しばらくはフリーランスをしていたのですが、学生時代にインターンで知り合った方から「テクノアートという会社を立ち上げた」とお話がありまして。そこで「デザイナーとして働きませんか」とお誘いをいただいたのをきっかけに、就職を決めました。

 

 

ゲーム画面から名刺までデザイン

――現在、どんなお仕事をされているか詳しく教えてください。

 

クライアント様からのご依頼を受け、ゲームでのUI(ユーザーインターフェース)をデザインしています。わかりやすく言うと実際のメニュー画面やアイテム画面、キャラクターの衣装デザインなどがあたります。案件によって仕事量は異なりますが、ゲーム中のすべての画面を組むこともありますね。また、テクノアートのサイトの更新や、使用する素材も作成しています。

 

ときどきDTPデザイン、つまりは印刷物のデザインを作成するお仕事をいただくこともあります。これまでの例としてはチラシやポスター、名刺、印鑑などがありました。他にweb系のデザイン・コーディングも基本的に担当しています。

 

 

――直接打ち合わせや会議に出られることはあるんでしょうか?

 

たまにありますが、1回ぐらいなのでそこまで多くないですね。スケジュールや全体の方向性などといったお問い合わせに対しては、営業担当かディレクターが窓口となるので。私の場合は、メールやチャットでデザインについてのやり取りをさせていただくことがほとんどです。

 

 

制作時間の確保がマスト!1日のスケジュール

ここで、だいたいの1日のスケジュールを教えていただきました。

 

10:00~11:00
出社したらメールチェックをして、現在対応している案件の進捗を確認していきます。

 

11:00~13:00
午前中にデザイナーさん・イラストレーターさんからの成果物を確認します。また、書類関連のお仕事も基本的に午前中に対応します。時間はなるべく自分の制作にまわしたいので、ムダのないよう進めます。

 

 

13:00~14:00
ランチは出勤前にコンビニで買ってきたパンやお弁当が多いですね。後半は仮眠をとって頭をスッキリさせています!

 

14:00~19:00
もし午前中に対応しきれなかった仕事があったら、そちらを優先します。私は会議や打ち合わせに出ることは少ないですね。午後にも30分休憩時間をとれるので、音楽を聴いたりもう1度仮眠をとったりして、集中力を持続させるよう心がけています。

 

19:00
やり残している作業がないか確認して、退社します。

 

 

成果が出ると、思わずガッツポーズ

――仕事をしていて、嬉しいときや達成感を感じるのはどんなときですか?

 

成果物が納品できたときはもちろんですが、クライアント様から「クオリティが高い」「素敵なデザインですね」などとさらに一言いただけたときには、「よっしゃ!」ってガッツポーズしちゃいますね。この瞬間が一番嬉しいかもしれません。

 

基本的にデザインって、自分の好みを押し付けすぎてはいけないんです。自分ではいいと思っていても、相手にとってそうじゃなかったらNG。クライアント様の「こんなものをつくりたい」という気持ちを汲み取ったり、積極的に提案したりして、ご納得いただけるデザインを目指しています。

 

 

――それが実を結んだときは、やはり嬉しいですよね。

 

そうですね。あとは、実際にゲームの中に自分の作ったものがあるのを見たときも感動します。場合によっては、課金してまで手に入れようとしたり。何回ガチャを回しても出ないときは、しぶしぶ諦めますけど……当たり前ですが、制作に関わっていようがいまいがガチャの確率は公平ですので(笑)。

 

 

受け身ではなく積極的に成長したい!

――最後に、今後の目標や叶えたいことについて教えてください。

 

とにかく技術力とセンスを磨きたいです。クリエイターはそれらがあればあるほど有利ですが、私はまだ経験も浅いので日々勉強をしています。学校でも多くのことを学びましたが、現場に出て新たに学ぶこともとても多いので、日々技術を磨いていかないとと思っています。

 

あとは、一番苦手なコミュニケーション能力も上げていきたいんです。もともと人見知りで、どちらかというと一匹狼タイプだったんですよ。でもとある講習で、「クライアント様と上手にコミュニケーションをとるのもデザイナーの役割だ」と言われて意識が変わりました。ディレクターに任せてばかりではなく、自分からも積極的にやり取りができるようなデザイナーになりたいと思っています。

 

 

――デザイナーを志望している方へも、何かアドバイスがあればお聞きしたいのですが。

 

まずはあきらめないことですね。デザイナーをしていると、自分が提案したものを否定されることも多いです。しかしそれで心が折れてしまったら、お仕事はできません。何を言われてもくじけないメンタルの強さは必要です。私もそうですが、「ビシバシ言ってくれたほうがかえってありがたい」ぐらいに思えるといいんじゃないかなと。

 

それと、インターンシップなど現場を知る機会は大切です。私も学生時代には積極的に参加しましたが、今の自分に生きていると思います。現場の空気に触れて、少しでもどんな感じか知っておけば、社会に出るとき安心感が違うと思いますよ。

 

 

天職と思える仕事に巡り合えても、満足せずにさらなる成長を目指していく。プロとして働くには、そんなハングリーな姿勢も大切なのでしょう。現場での経験を積み上げるという話も、就活を考えている人には大きな助言となるのではないでしょうか。

 

テクノアートブログでは、これからも月に1回の社員インタビューをお届けします。さて、次回はどんな社員の話が聞けるのでしょう?ぜひお楽しみに。

 

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さとうむか

WEBライター・編集として奮闘するゆとり世代。気になったもの、おもしろそうなものを記事にしてお届けします。ジャンルはクリエイターさん向けのものから、生活・仕事・雑学などなど広くやっております。

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