【終始イライラ?】インサイド・ヘッド2レビュー【ネタバレあり】

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ROSE
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こんにちは。広報・企画担当のROSEです。

 

画像引用元:映画.com

 

8月1日(木)に公開された

私が愛してやまないピクサー作品の続編である

「インサイド・ヘッド2」を観てきましたー!!

 

今回の作品を一言でまとめると「思春期」がテーマの映画。

大人への通過点で、誰もが通る道ですよね。

ちなみに前作のインサイド・ヘッド終盤では、

危険ボタンで「思春期」が出ていました。

 

画像引用元:映画を使った英語学習

 

さて、2はどんなストーリーになっているのでしょうか。

今回はネタバレありでレビューしていきたいと思います^^

 

 

前作インサイド・ヘッドのあらすじ

画像引用元:Disney

 

主人公は、ライリー。

両親と3人でアメリカのミネソタに住んでいます。

年齢は11歳で、特技はアイスホッケーです。

 

ある日、両親の仕事の都合でミネソタから

サンフランシスコに引っ越すことになり、

そこから感情達がぐちゃぐちゃになってしまうのでした…。

 

画像引用元:映画.com

 

前作で登場した感情は5つ。左から順にご紹介します。

 

前向き、常にポジティブで

全ての感情のリーダーである「ヨロコビ」、

ネガティブ、悲しいこと考えている「カナシミ」、

怒ったら頭から火が出てしまう怒りの感情「イカリ」、

嫌いやなものを遠ざけ、おしゃれ大好き「ムカムカ」、

目に見える危険や恐怖から身を守る「ビビリ」です。

 

5つの感情達は、ライリーの頭の中にある「司令部」で

毎日の生活を見守っています。

 

画像引用元:シネマトゥデイ

 

ライリーが感情を生み出すと、

感情が黄色、青、赤、緑、紫色に変換された

「感情ボール」が形成されます。

このボールは、1日の終わりに「思い出の保管場所」で保管されます。

これらの思い出とは別で「特別な思い出」に関しては司令部で保管されています。

 

また、ライリーの「特別な記憶」で形成された性格の島が5つ存在し、

「ホッケーの島」「おふざけの島」

「友情の島」「正直の島」「家族の島」があります。

 

この5つの感情達と5つの性格の島によって

ライリーは成り立っています。

 

画像引用元:GAME WATCH

 

ライリーがサンフランシスコに引越し、

引越し先の学校で自己紹介をしているときに、

ヨロコビが「特別な思い出」をライリーに見せます。

その時「カナシミ」が思い出ボールに触ってしまい、

楽しかった「特別な思い出」が悲しい思い出になってしまい

ライリーは涙が止まらなくなってしまいます。

 

画像引用元:Hatena Blog

 

黄色をしていた「特別な思い出」は、

「カナシミ」が触ったことにより青色に変化します。

そこで「カナシミ」と「ヨロコビ」の一悶着があると

「特別な思い出」の保管場所から

思い出ボールがコロコロと転がってしまい、

性格の島が灰色に変わってしまいます。

 

さらに「特別な思い出」ボールが

パイプを伝ってどこかに飛んでいきそうになり、

「ヨロコビ」と「カナシミ」はボールを追いかけ、

パイプを伝って「思い出の保管場所」に辿り着きます。

 

画像引用元:AMEBA NEWS

 

そこから、ポジティブの感情である「ヨロコビ」が

司令部にいないことにより

ライリーはポジティブな感情を失い、

「ムカムカ」と「イカリ」と「ビビリ」が

「ヨロコビ」になりきって操作しますが、

性格の島も動いていないこともあるので

いつもとは違うライリーになってしまいます。

 

一方で「ヨロコビ」と「カナシミ」は、

司令部に戻ろうと必死に困難に立ち向かいます。

 

しかし、ライリーの性格の島は崩れていき、

何も上手くいかなかくなったライリーは

全てが引っ越しのせいだ!と決めつけてしまい

ミネソタに戻ろうと家出を決めます。

 

画像引用元:The Hollywood reporter

 

一方で「ヨロコビ」は、

思い出のゴミ捨て場に落下してしまいます。

そこで見つけたのは、沢山の不要となった思い出ボール。

ヨロコビは自信をなくし、

黄色の思い出ボールに涙を落とします。

 

ボールについた涙を拭こうとすると、

なんと思い出ボールには、前にストーリーがあったのです。

 

画像引用元:タペストリー

 

大切な試合で、最後のシュートチャンスを外してしまい

アイスホッケーを辞めたいと思っていたライリー。

しかし、家族と友達が側にに来てくれて

黄色の思い出ボールになっていたのです。

 

ここで「ヨロコビ」は気がつきます。

「カナシミ」と「ヨロコビ」の感情は紙一重だと。

悲しみがあるから喜びがある。

悲しい出来事は決して悪いことではない。

 

なんとかして司令部に戻り、

「ヨロコビ」と「カナシミ」は協力して

ライリーの家出を阻止することに成功します。

 

そして大切にしていた「特別な思い出」ボールを

「カナシミ」に触らせて、黄色と青の2色のボールが完成します。

 

画像引用元:ピンタレスト

 

心配していた両親には「カナシミ」の力で

今まで抱いていた感情を伝えます。

「前の家がいい」「ミネソタが好き」

「友達に会いたかった」「帰りたい」

 

悲しい感情で終わりだと思いきや、

「カナシミ」が「ヨロコビ」と一緒に指令すると

両親に気持ちを理解してもらえて、抱きしめられて、

嬉しい気持ちを持つことができました。

悲しい感情の後には喜びが訪れたのでした。

 

これが、前作の内容です。

私は5回以上観ていて大好きな映画です。

映画冒頭では「カナシミ」なんていらない!

と思っていましたが、どの感情も大切で宝物。

本当に素晴らしい映画なんです。

 

ちなみに、「ヨロコビ」と「カナシミ」の髪色が同じであったり

(2つの感情は紙一重ということを表現している)

ライリーが子供の頃に通っていた幼稚園は

トイ・ストーリー3で出てくる「サニーサイド」であったり、

国ごとに違う演出(嫌いな食べ物がピーマン、ブロッコリー

アイスホッケーではななくサッカーになっていたりもする)

をしていたりと、こだわりが非常に詰まっている映画です。

 

ライリーの服の色も感情によって異なっているので、

こちらにも注目してみてくださいね!

 

 

インサイド・ヘッド2あらすじ

ここからは今作のネタバレありのあらすじをご紹介します。

※ネタバレありです

 

ライリーは13歳へと成長し、高校入学を控えます。

とても優しい女性へと成長し、

ブリーとグレイスという親友が2人できます。

 

しかし、前作の最後にチラッと登場する「思春期」ボタンが

鳴り響き、ついに思春期が始まるのでした…!

 

 

今では息の合ったプレイを見せる

「ヨロコビ」と「カナシミ」

どの感情も自分の役割をしっかりと発揮しています。

 

ヨロコビは「ライリーは優しくて友達思い」

という「ジブンラシサの花」を作り、

不要だと判断した思い出は

遠い場所へ飛ばすシステムを開発します。

 

画像引用元:Pixer Post

 

ある日、アイスホッケーを一生懸命行うライリーと

ブリーとグレイスの3人に、

「アイスホッケーのキャンプに来ないか?」

と高校のコーチから誘いを受けます。

答えはもちろん「YES」

 

明日はいよいよキャンプが始まる!

というときに「思春期ボタン」が発動しました。

作業員が指令ボタンをアップグレードし、

新色が4色追加されていたのでした。

 

画像引用元:ORICON NEWS

 

新色はもちろん新たな感情!

左上:恥ずかり屋の「ハズカシ」

真ん中:心配性の「シンパイ」

水色:憧れる!羨ましい!感情の「イイナー」

右:何をするにもめんどくさい「ダリィ」

思春期にあるあるな感情ですよね。

 

ライリーの顔にはニキビができていたり、

歯の矯正を始めていたり、

お母さんからも「脇のデオドラントした?」と聞かれたり

両親との日常会話でも、

普通に話しているつもりがトゲがあったりと

大人への一歩を進んでいきます。

 

画像引用元:Disney Wiki

 

さて、今日からキャンプに参加!

3人で同じ高校に行って、アイスホッケーをして

青春したいと思っていたライリーですが、

キャンプに向かう途中で親友2人が

違う高校に行くことを知ります。

そこから、ライリーの感情が崩れ始めるのでした…。

 

画像引用元:Disney

 

「ヨロコビ」は、ライリーが親友たちと

楽しいキャンプを過ごすことを目指しますが、

一方で「シンパイ」は、親友たちがいない高校生活で

一人ぼっちになってしまうことを恐れ、

高校のアイスホッケーチームの一員となり

有意義な高校生活を送らせたいと考えます。

 

あくまでも、どの感情も

「ライリーを幸せにしたい」と思っているだけですが

考え方が違う感情たち。

 

シンパイ」は、「ヨロコビ」、「カナシミ」、

「ムカムカ」、「ビビリ」がいると

高校生活を上手くやっていけないと考え追い出すことを決意。

さらにライリーの一部である

「ライリーは優しくて友達思い」という

「ジブンラシサの花」を遠くへ捨ててしまいます。

 

画像引用元:Disney Dining

 

「シンパイ」が指令を独占したことによって、

ライリーと親友たちの間には亀裂が。

親友たちをそっちのけで、

高校のアイスホッケーチームのリーダーである

ヴァルに気に入られるため、高校生活を充実させるため、

チームに入るために練習に力を入れます。

 

追い出された感情たちは、

ライリーの元に戻ろうと奮闘します。

「カナシミ」だけが司令部に戻ることができ、

トランシーバーを使って「ヨロコビ」たちと連絡を取ることに。

 

前作で登場したイマジネーション・ランドも登場しますが、

今作では少し世界観が変わっていたり、

前作同様、2D化してしまったり(作品は3Dアニメです)

「ヨロコビ」が戦意喪失してしまったりと波乱曲折しますが、

昔ライリーが好きだったキャラクターたちによって救われます。

(ストリート・ファイターに出てくるようなキャラが出てきたり

2Dキャラが出てきたりと面白いです)

 

一方でライリーは、

キャンプの最終日の試合で、チームに入れるかが決まると

教わることにより、感情が大パニック。

そんな時、たまたまチームのコーチの部屋の前に通りかかり、

キャンプに参加していた高校生たちに、

コーチの机の上に置いてあるノートについて教わります。

「このノートには選手のことが全て書かれている」と聞かされ、

気になって眠れなくなってしまいます。

 

ノートを見れば少しは落ち着けるかもしれないと考えたライリーは、

夜中にコーチの部屋に忍び込むことを決意。

こっそりとノートを見ると、

ライリーは「実力不足」と書かれていたのでした。

 

画像引用元:SCREEN RANT

 

翌日、ショックを受けながらも

試合ではヴァルが入団したときの点数よりも多い

3点のゴールをすると決めて試合に望みますが、

「シンパイ」が形成した「ジブンラシサの花」のせいで

「私は上手くいかない」と何度も思うようになってしまいます。

 

試合が始まると、3点ゴールを決めることに集中し、

パスをしなかったり、味方のボールを奪ってしまったりと大暴走。

さらに、誤ってグレース傷つけてしまい、

ペナルティボックスへ送られてしまいます。

 

「シンパイ」は数々の未来を予測しているのですが、

今まで予測してきた未来とは異なってしまい、

パニックを起こし、指令ボタンを高速で操作。

するとライリーはパニック発作を起こしてしまいます。

 

「シンパイ」が暴走する中、

なんとかして「ヨロコビ」、「ムカムカ」、

「イカリ」、「ビビリ」が司令塔に戻ってきます。

「シンパイ」を手助けしていた

「ハズカシ」と「イイナー」ですが、

ライリーのピンチを悟り協力することに。

 

「ヨロコビ」が「シンパイ」に

「ライリーらしさはあなたが決めることじゃない」

と伝えると「シンパイ」の暴走が止まります。

しかし、ライリーの発作は治りません。

 

全ての感情たちが協力して

「ジブンラシサノ花」を取り除き、

「ライリーは優しくて友達思い」の花を

差し替えますが、ここで「ヨロコビ」は

自分もライリーに過度な期待をしていたと、

良い感情だけがライリーなのではないと気がつきます。

 

そして、全ての感情たちが合わさり、

新たな「ジブンラシサノ花」が誕生することによって

ライリーはやっと落ち着くことができ、

親友たちに自分の気持ちを伝え、

無事に仲直りすることができるのでした。

 

画像引用元:reddit

 

「ヨロコビ」は、自分たちが感情を

コントロールしすぎていたと悟ると、

ライリーの方から「ヨロコビ」を呼ぶようになり、

自分で感情をコントロールすることができるようになるのでした。

 

映画の最後には、ライリーが高校生となり

親友たちとスマホで会話をしながら

ホッケーチームの入団連絡を待ち、ライリーの笑みで終わります。

 

感想

今回も心があたたかくなるストーリーでした。

他人の評価や視線が気になったり、

自分を押し殺して周りに合わせてしまったり…

思春期ならではエピソードが多く、

共感できる部分も多かったです。

 

「シンパイ」にムカムカの方もいるかもしれませんが、

どの感情もライリーのために動いていた素晴らしい感情。

私は「シンパイ」の行動を見ていて、

考えすぎてる…自分すぎるわ…と共感してしまいましたw

 

今作の監督、 ケルシー・マン監督は

「ダメなところも含めて、自分を愛すること。

誰しも愛されるために、完璧である必要はないのです。」

というメッセージを伝えたかったのだそう。

 

どうしても常に「ヨロコビ」の感情でいたいと

人は思ってしまいがちですが、

「カナシミ」の感情も「シンパイ」の感情も

どの感情もなくてはならない大切なもの。

「私はこういう人間であるべきだ」とは思わずに

自分らしく生きていくことが大切だと学べました。

 

音楽 ★★★★☆
キャラ ★★★★☆
ストーリー ★★★★☆
面白さ ★★★★★
おすすめ度 ★★★★★

 

私の個人的評価はこちらです。

音楽に関しては、インストがメインで

歌詞が入っていないので物語に集中できるのと

ラストで流れたSEKAINO OWARIさんの

「プレゼント」が映画とリンクしすぎて涙が止まらず。

音楽のチョイスが最高すぎました。

 

 

キャラに関しては、文句なし!

「ビンボン」はやはり出てこず切なかったですが、

どのキャラも思春期に出てくるものばかりで

映画には欠かせないキャラだと思いました。

おばあちゃんキャラの「ナツカシ」が出てきて

「まだ早いよ」と登場を拒否するシーンも面白かったです。

 

ストーリーに関しては、言葉では表現しにくいのですが

思春期の独特な恥ずかしさや、やらかし体験のような

甘酸っぱいような後ろめたい黒歴史感を

上手く表現していて、リアルだなと感じました。

誰もが通る道ですよね!

 

面白さに関しては、さすがピクサー。

期待を裏切らずに面白い。

続編はあまり期待しなかったりもするのですが、

今回も心に響いてくる映画でした。

人の成長を感じることもできますし、

自分らしさを学ぶこともできるので

どの世代にも観ていただきたい映画です。

 

私はリピートで観たいと思っています^^

夏は涼しい映画館でインサイド・ヘッド2を観ましょう!

最後までお読みいただきましてありがとうございました☆

 

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ROSE

美容、筋トレ、HR/HMが好きなディズニーオタク。ROSEといえば派手髪にメタルTシャツ。将来の夢は年齢不詳の美魔女。