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かわいいイラストに女子悶絶!所長注目のコスメパッケージデザイン
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2016.12.14
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投稿者: さとうむか
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女性の身だしなみとして欠かせない、毎日のメイク。とはいえ、寝坊した日やいまいち気分の乗らない日には楽しんでメイクしている余裕がないのもまた事実です。
しかし、パッケージのかわいいコスメなら、毎日の支度が楽しくなるかも。ここではパッケージデザインのプロである所長が独断と偏見で選んだ、注目コスメブランドを7点ご紹介します!
見ているだけでも気分が上がりそうな、かわいいイラストが満載ですよ。
目次
ECONECO(エコネコ)
(公式サイトより)
ファンタジックなイラストは、イラストレーター・デザイナーの絵子猫(エコネコ)さんの作品。雑誌の挿絵や有名キャラとのコラボ商品などで見かけたことがある人も多いはず。
所長「絵子猫さんの世界観と、幻想的な色使いが特徴のパッケージです。商品パッケージの手法では、ストーリーを削って一番言いたいことをシンプルに伝えるというのが一般的。ですが、あえてストーリーを持たせた世界観を伝えることで、女性の心をガッチリ掴んでいます」
リボンやお花・ジュエリーなどの心ときめくモチーフと、淡い色合いが絶妙にマッチ。まるで夢の中にいるようなコスメで、メイクの時間に彩りを添えてくれます。
所長「こちらのパッケージに登場するキャラクターは、絵子猫さんのアート作品から飛び出してきた動物たち。名前のついているキャラもいるんです」キャラクターの名前など、詳しいストーリーは公式サイトでチェックできますよ。
ジュエルジュエラ
(公式サイト より)
「女の子の気持ちは、きっとコラージュでできている」というコンセプトのジュエルジュエラ。その通り、パッケージはかわいい写真やイラストをコラージュしたものとなっています。
所長「宝石箱のようにかわいいものを詰め込んだイメージです。もちろんイラストだけでなく、フォントを含めて一つのデザインとしているところが特徴的ですね。容器も細かく計算されていて、捨てるのがもったいないデザインです」毎日使うものだからこそ、凝ったデザインだと嬉しくなるもの。化粧台に置いておくだけでもぱっと華やぐコスメです。
所長「同じ商品でも、それぞれの香りごとに違った色彩とモチーフで統一されているところがすごいと思います!」上記の画像はオードトワレ。全部で4種類の香りがありますが、4種類とも違ったイラストが採用されています。どれにしようか迷ってしまいそうですね。
SCENT OF Varo(セント オブ ヴァロ)
(公式サイトより)
大きくデザインされたブランドキャラクター、ジャルダンのイラストが印象的。猫好きの人はもちろん、そうでない人もつい手に取ってしまいそうですね。
所長「ミューズキャットのジャルダンがかわいい!それだけでも欲しくなるパッケージです。エレガントで気品の高いマンチカンの女の子だけあって、UVプロテクションではちゃんと日よけ帽子をかぶっていますし、ハンドクリームではアクセサリーをつけておめかしをしています」すべて同じではなく、商品ごとに少しずつ変化があると、揃えたくなってしまう人も多いのでは。今年のクリスマスコフレでは、サンタ帽をかぶったジャルダンが描かれています。
所長「全体的に白が基調の淡い色合いで、ジャルダンの毛並みが映える配色になっています。 しっかりしたキャラ設定があるためか、『このジャルダンと一緒におめかししよう!』という気持ちになります」TCB堂 童話モチーフコスメシリーズ
(公式サイトより)
こちらのコスメ販売のきっかけは、イラストレーターのTCBさんがご自身のTwitterで「童話モチーフの化粧品があったら欲しいな」とイラストをアップしたこと。多くのRT・favがつき、商品化が決定しました。
所長「イラストの世界観だけでここまでブランド力を引き出せるんだ!と、イラストレーションの力強さがわかる商品です。イラストなしには成立しないコンセプトと、イラストからスポイトで色をとったようなパレットの配色が素敵です」赤ずきんの他に、不思議の国のアリスや人魚姫、ヘンゼルとグレーテルなどがモチーフに。本のように開くとパレットが出てくる仕組みも絶妙です。
所長「同じブランド内で異なるテーマだとわかりづらくなるのですが、このコスメでは同じイラストレーターさんが手がけることで、ブランディングイメージが保たれています。これからの商品展開がとても楽しみです!もっと種類が増えてほしいですね」はるこ
(公式サイトより)
女の子がはじめてメイクをするときに選んであげたいコスメブランド、はるこ。少女漫画家である花村えい子さんのイラストが、華やかでかれんな印象です。
所長「お母さんにとっては懐かしく、娘にとってはレトロフューチャーでおしゃれに感じさせる、まさに『はじめてのキレイ体験にふさわしい』パッケージとなっています」安心して使えるよう、全商品がパラベンフリー・日本国内生産。母と娘が鏡の前で一緒にメイクの練習をする、そんな微笑ましい光景が目に浮かびます。
所長「花村えい子さんの鮮やかな配色が特徴のイラストを起用することで、数あるコスメのなかでも”日本製”であるということが際立っています」yaetoco(ヤエトコ)
(公式サイトより)
柑橘栽培の盛んな愛媛県明浜町にある無茶々園。みかんやジュース、ジャムの製造販売だけでなくコスメもつくられています。
所長「パッケージの真ん中にちょこんといる手書き風イラストの子どもがとてもかわいらしいです。また、柑橘類を思わせるイエローやオレンジが大胆に使われていることから、こだわり抜いた配色だと感じさせます」スキンケアやボディケア、バスグッズなど家族みんなで使えるアイテムなのも嬉しいポイント。やさしい柑橘の香りでリラックス効果も期待できます。
所長「従来の家族用コスメにはなかった、イラストの可愛らしさと色使い。思わず手にとってしまいたくなる、シンプルでインパクトのあるデザインです!」番外編:benefit(ベネフィット)
(公式サイトより)
最後にご紹介するのは、サンフランシスコ発のコスメ・benefit(ベネフィット)。初めて知った人でも、このインパクト大なパッケージを目にすれば一発で覚えてしまうことでしょう。
所長「ブランドアイコンとしてイラストを使用してはいないものの、パッケージをまるで一枚のポスターのようにうまくデザインしています」アメリカらしいポップではっきりとした色使いのイラストが目印。メイクの楽しさやワクワク感を呼び起こしてくれるパッケージで、見ているだけでも元気になりそうです。
コスメパッケージの世界は深く、ブランドイメージやターゲット層、使用シーンによって「かわいい」のテイストは異なってきます。ご紹介したどのブランドも、それぞれ違った「かわいい」を持っていることがよく感じられるはず。
どこがどうかわいいのか、なぜかわいいと感じたのか……一歩踏み込んで「かわいい」を見つめるようになれたら、メイクの腕も上がりそうです。
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WEBライター・編集として奮闘するゆとり世代。気になったもの、おもしろそうなものを記事にしてお届けします。ジャンルはクリエイターさん向けのものから、生活・仕事・雑学などなど広くやっております。最新記事 by さとうむか (全て見る)
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