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みなさん、こんにちは。

紅ぽてとです。

本日は先日ご紹介しました

Kyoto Colorful Days

のご紹介を兼ねまして

私達のお仕事内容を少しだけご紹介できればと思います。

ちなみにこのKyoto Colorful Daysですが、

只今Steamサマーセールの真っ最中です。

日本時間の7/5 2:00までとなっておりますので、

まだの方は是非遊んでみて下さい。

さて今回は、Kyoto Colorful Days の中でも特に制作時間のかかった

CG着色について

ご紹介をさせて頂こうと思います。

本当はラフ〜最後まで全てお見せしたいところではあるのですが、

量が膨大になってしまいますので、

今回は着色だけのご紹介とさせて頂きます。

Kyoto Colorful Days アカネとのデートイベントCG着色

1. 1.初稿
2. 2.修正指示
3. 3.第二稿
4. 4.色味の選択
5. 5.完成へ

１．着色初稿

最初にお断りしておかなければなりませんが、

今回のゲームは全て一人のイラストレーターで仕上げまで行っているわけではありません。

本当は一人のイラストレーターさんが最初から最後までできればいいのですが、

そこは複雑な大人の事情が絡んできますので、

どうしても複数の方にお願いしないといけない状況が出てくるわけです。

そこでディレクターとしての私のお仕事は

複数の作家さんで作ったものでも、同じものに見えるように修正すること

になります。

（実際はアートディレクターのみなさんがとても頑張って頂いたのですが……）

さて、それでは早速みて行きたいと思います。

こちらが着色の初稿です。

悪くはないですが、少しさみしい気がしますね。

また伏見稲荷というシチュエーション上、仕方がないことですが、

アカネと背景の色が同化してしまっているかも知れません。

他のイラストを見てもこの通り

少し光などを足してあげると見栄えも良くなりそうです。

またアカネの立ち絵と比べてみても、細かい部分で違うように見えます。

目にハイライトがなかったり口の中の色が違ったりと、

直すべき箇所が多々見つかります。

みなさんはどこが違うか、わかりますでしょうか？

2.修正指示

こうした違いを探しだし、

時には協議をしたりして修正するないようを確定します。

今回修正する内容は下記の通りです。

いかがですか？

みなさんは違いがどれくらいわかりましたでしょうか？

背景については難しいかと思いますが、

アカネの立ち絵との違いは間違い探しみたいですね。

3.第二稿

そうして修正したものがこちらです。

いかがでしょうか？

アカネについては、だいぶ直ったのではないでしょうか？

しかしここで制作チームの中で一つの疑問が生じます。

「あれ……？　もしかして背景黄色すぎ？」

日本屈指の観光名所である、伏見稲荷の千本鳥居

その背景も光を意識しすぎて、

朱色というよりもオレンジに近くなってしまいました。

次はこの背景の色味を選択することになります。

4.色味選択

ですが、制作チームはこの色味選択に思いの外、

苦戦をしいられたのでした。

それでは、制作チームの軌跡をしばしご鑑賞下さい。

いかがでしょうか……？

違いは分かって頂けますでしょうか？

１番目と２番目の差は明るい場所の違いになります。

１番目では画面右上部分が

２番目では画面左側が明るくなっています。

３番目は特に明るい場所を作らず、

全体的に暗くしてもらいました。

実はこちらのCGについてはデザインチームでも最終的な答えは出ませんでした。

そうなると最終的な手段は一つになってしまいます。

制作陣による投票です。

5.完成へ

そして完成したイラストはこちらです。

こちらでこのイラストは一応の完成をしました。

ですが、これで終わりではありません。

このイラストに表情差分と目パチ・口パクを追加しなければなりません。

結局、このイラストが最後まで完成をしたのは、

リリースの２週間程前となってしまいました。

難しいスケジュールの中、

ご対応を頂いたアートディレクターとイラストレーターの皆様に

この場を借りてお礼とお詫びを申し上げたいと思います。

さて、今日は私達のお仕事を少しだけご紹介させて頂きましたが

いかがでしたでしょうか？

少しでもご興味を持って頂けたなら幸いです。

また、目パチ・口パク表情差分も追加された

Kyoto Colorful Days も

是非プレイしてみて下さいね。

それでは、またの機会に……

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紅ぽてと

日々、煉獄式戦闘シミュレータを開発している暗黒大公。 束の間の安息の際にも天界の戦闘シュミレータを分析するなど、競合分析に余念がない。 その様子はまだ人とその他の者が分かたれていなかった時代の召喚獣の様だと言われている。 特技はドラゴン狩り。自らを雷神と名乗り、大罪の炎を使う。紫煙が切れると右手が疼く。

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