【再掲載】それってどこで使うの?不思議なカタカナ業界用語集めました

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独特のカタカナ言葉がたくさん使われている国・ニッポン。中には「それって日本語で言ったほうが早いんじゃない?」とか「わざわざカタカナにしなくても……」と思ってしまうものもありますよね。

 

 

前回お届けした記事では、そんな業界用語・カタカナ用語を解説しましたが、まだまだ使いどころが謎な言葉はたくさんあるんです。前回の記事をまだチェックしていない人は、あわせてどうぞ!

 

いくつ答えられる?いまさら聞けない業界用語・カタカナ用語

 

特にビジネスの世界では、不思議なカタカナ言葉が使われるシーンも多いもの。「実は使い勝手が悪いような気がする」業界用語を、テクノアートの面々に聞いてみました。

 

ASAP

「as soon as possible」の頭文字をとった略語。「できるだけ早く」という意味です。人によっては上から目線な印象を与えてしまうので、使う相手も選ばなければならない言葉。

 


紅ぽてと「ASAPを日本人同士で使っている人がいると聞いて衝撃を受けました。外国の企業を相手にした英語のメールなら、使うのもわかるんですけど……」

 

「なるはや」なんて言葉もありますが、日本人同士でわざわざ英語を使う意味が理解できないという意見です。

 


lemmon「似たようなので『PPAP』とかもありますよ」

 


紅ぽてと「2018年にもなると、もはや使っている人の方が少ないですけどね」

 

バジェット・グロス

バジェットは「予算」や「予算案」のこと。グロスは「全体」「総計」という意味の言葉です。

 

「バジェットお願いします!グロスということで!」と言われたら、「予算ください。まとめ割引もしてください」と言われているのだと理解する必要があります。

 


lemmon「要は『安くしろ』という言いにくい内容の発言をカタカナのラッシュで煙に巻く戦術です。それにしても、バジェットってなんだか……言うのに勇気がいる業界用語ですよね!」

 

お金に関するカタカナ用語は、知らずにいると思いもよらないすれ違いを引き起こしそう。自分で使うことはなくても、知っておいたほうが良いかもしれません。

 

 

コンクリート

企画などを「この方向で固めましょう」という意味で使われるそう。「じゃあ、これは今回の内容でコンクリートね」なんていきなり耳にしたら「???」と思ってしまいますよね。

 


ツネ「おそらく全然流行っていないと思うのですが、僕はこの耳で聞いたことがあります」

 

「コンクリートで」と言うよりも「これで決定です」と言った方が早い気がしますね。

 

アジェンダ・エビデンス

アジェンダは前回の記事でもご紹介しましたが、「計画・目次・提案内容」のこと。ビジネスでの課題や、会議での議題などを指す言葉です。

 

またエビデンスは「証拠・根拠」を指す言葉。「エビデンスを残すために、メールの文面でも確認しておいて」などと使われますね。

 


ほっちー「使おうと思えば使えますが、カッコつけてる感があって好きではないです。『日本語で言え!』って思っちゃいますね」

 

メンター

メンターは「(仕事などでの)指導者・教育者」を意味する言葉。新入社員の皆さんは「メンターは〇〇さんだから、仕事は〇〇さんに教わってね」などと言われたのではないでしょうか。

 


やじキチ「これも『教育係』といった言葉のほうが相手の理解も早いし、会話がスムーズな気がするんですがね……」

 

ちなみにこのメンター、そもそもは古代ギリシャの長編叙事詩「オデュッセイア」に登場する「メントール」という人物の名前からできた言葉といわれています。王に教育を施し、アドバイスを与える賢者なのだそう。

 

番外編:見える・見る


ツネ「カタカナ言葉ではないですが、変わった業界用語で『見える・見る』も紹介させてください」

 

「見える」は主にテレビ業界で使われている言葉。「イメージできる」という意味があるそうです。

 

また「見る」はツネいわくおそらくゲーム用語とのことで、「対策をとる」という意味合いで使われていた言葉。

 


ツネ「業界用語ふっかけといて、相手が知らなかったら『勉強不足だね』みたいなノリはあまり好きではないですね……話のタネにはなりますが」

 

聞いたことがあるものから、「本当にそんなことを言う人が?」と思ってしまうものまで、さまざまなカタカナ業界用語が飛び出てきました。

 

「メンター」がギリシャの古い話からきているのには驚きましたが、果たしてそんな立派な人物からとってきていいものなのか……。「コンクリート」や「見える」なんかは、かえって混乱を招いてしまいそうな気がします。

 

場合によっては便利かもしれないカタカナ言葉ですが、TPOを考えて使える大人になりたいものですね。

 

 

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さとうむか

WEBライター・編集として奮闘するゆとり世代。気になったもの、おもしろそうなものを記事にしてお届けします。ジャンルはクリエイターさん向けのものから、生活・仕事・雑学などなど広くやっております。

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