あきらめないからこそ未来がある!敏腕マネージャーの視点に迫る【社員インタビュー第8回】

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月に1回、1人の社員が登場する連載企画「テクノアート社員インタビュー」。なかなか知ることのできない実際の仕事内容や、テクノアートで働くことのおもしろさについて語ってもらいます!

「イラストやシナリオ制作の会社ってどんな感じなの?」「デザインに興味がある」と就職活動を考えている方は、ぜひチェックしてくださいね。

 



<前回の社員インタビューはこちらから!>
どこまでも上達したい!若きイラストレーターの挑戦

 

今回はディレクター、そしてジェネラルマネージャーとして社員をまとめる指宿さんにインタビューを行いました。

 

 

漫画家からまさかのスカウト!そのキャリアとは

――以前は、どんなお仕事をされていたんですか?

 

私はもともと漫画家になろうと思って上京してきたんです。遊びほうけている期間もありましたが、26,7歳のときにデビューしました。がんばって漫画家になったはいいんですが、これがまた売れなくて。それで30代に入ったとき、他の道を模索しようと思って登録制のイラスト制作会社に登録したんです。それが前の会社ですね。

 

登録した次の日にはもう「明日からうちに来ませんか」とお声がけをいただいて。そりゃ驚きましたよ、「これがIT業界か!」って思いました。最初の1年はアルバイトだったので漫画家の仕事も続けていたのですが、正社員になるタイミングで漫画家のほうには区切りをつけました。デビューから数えて約5年ほど活動していたことになりますね。

 

 

――そうなんですね。そこで、所長と知り合ってテクノアートに参加されることになったと。

 

はい。なので、これまでに就職活動は特にしていないですね。所長が独立されるという話を聞いて、一緒にやりましょうと。不安とかは全くなかったです。信頼関係ができていますし、その気持ちは今も変わりないですよ。私は所長を尊敬しておりますので、あ!ここに『(今はボーナスの査定中なので)』って入れてください(笑)。

 

 

自分の仕事だけではないから、雰囲気づくりも大切に

――では次に、現在のお仕事内容について教えていただけますか。

 

当社はクライアントの企業様からイラストやシナリオ制作のご注文をいただき、その内容をもとにクリエイターへ制作の依頼を行っています。そうして完成したものをクライアント様へ納品するんですね。

 

私はディレクターとして、クライアント様との打ち合わせに出席したり、クリエイターからのイラストをチェックしたりしています。必要があれば修正をお願いし、他には請求書作成などの雑務も行います。制作に携わるイラストは、月にだいたい10件ほどです。

 

加えて営業部や、会社全体のまとめ役も担当しています。OKを出したりダメって言ったり、もめていたら間に入ったり。私の判断がないと次に進めない状況もあるので、そういったときはなるべく早く動くようにしています。

 

 

――自分のお仕事の他に、部や会社全体を俯瞰する役割もあるのですね。

 

そうした役割なので、雰囲気づくりというか……おふざけ役もすすんでやります。朝からテンション高めでいったり、ミーティングのときに笑いをとったりするのが好きです。朝はみんな機嫌悪いので、相当イライラされてると思いますが(笑)。

 

 

お昼は食べない!なぜなら……

――ここで、ある1日のスケジュールを教えていただきました。

 

10:00~13:00 朝礼、ミーティング
10時に出社したら朝礼の後、ショートミーティングや会議に出ます。各案件の進み具合を確認し、困っている人がいたらどうすれば解決できるか検討します。

 

13:00~14:00 筋トレ


お昼を食べると体が重くなるのが嫌なので、ランチタイムは社内で筋トレしています。プロテインも常備しているんですよ!気分転換にもなりますね。

 

14:00~19:00 イラストのディレクション
午後は基本的にディレクションに費やしています。必要に応じて修正依頼を出したり、クライアント様に連絡をとったり、無事に納品できるように動いています。

 

19:00退社
社員からの今日1日の業務報告をチェックして、退社します。

 

 

仲間と過ごす時間は何よりも大事!

――日々の中で、どんなときに嬉しさや喜びを感じますか?

 

月に一度は社員全員で飲みに行くんですが、そのときは楽しいですね。ビールを飲んで、みんなと笑いながらわいわい話ができるのが一番です。設立からいると仲間が増えていくのも実感しますし、おかげさまで人間関係の悩みもありません。だから飲み会が終わった後はさみしいんですよ(笑)。終電を逃したときは、残ったメンバーとカラオケに行ったりしてます。

 

 

――社員のみなさん、本当に仲がいいですよね。

 

ありがとうございます。もちろん、納品できてお客様に喜んでいただけたときは非常に嬉しいですよ。ただそれも、社員のみんながいるからこその成果だと思うので。

 

 

自分を客観的に見よう。ストレスとの向き合い方が人生を変える

――お仕事される上で、辛い局面っていうのはあるんでしょうか。

 

私は本来、そこまで追い詰められないタイプなんですが、前の会社で働き始めたばかりのころはやっぱり大変だなと感じました。ストレスで奥歯を強く噛みすぎ、下の奥歯を粉砕したりもしましたね……。その経験があったから今があるとも思います。

 

ただ今はそこまで辛く感じることもないですし、興味のあったカウンセラーの資格を3~4年前ぐらいにとってからはストレスへの向き合い方が上手になった気がします。ちょっと専門的ですが『認知行動療法』といって、ざっくり言うと自分を客観的に見て気持ちを楽にする方法なんですね。過去や未来のことを考えすぎないというか。

 

 

――それは役に立ちそうですね。具体的にどのような考え方なんですか?

 

例えば、仕事で大変なとき「ああしたから怒られるんじゃないか」とか「昨日失敗したから気分がのらないな」とか考えてしまうと思います。でも、その原因が現在にあるわけではないので、いったん切り離して考えすぎないようにするんです。ネイティブアメリカンの言葉で、『昨日のことで今日を消耗させてはならない』というものがありますが、まさにその言葉の通りなんですよね。

 

そうやって自分で自分をコントロールできるようになると、かなり心の持ちようが変わりますよ。特に最近は悟ったというか……前は毎日お肉を食べていましたが、最近ではお茶漬けのごはん抜きでも満足です。自分を律することって大事ですよね。ただ、全然痩せないのが問題ですよね。

 

 

最も重要なのは、夢をあきらめないこと

――ではここで、今後の目標について聞きたいのですが。

 

テクノアートが大きくなるために尽力することです。私は占いもできるんですが、私の使命というか、向いていることは「周囲の人をサポートして才能を開花させる」というもので。今の立場にぴったりだなと思っています。

 

会社の規模も大きくしたいですし、業務内容もステップアップさせたい。ただイラストやデザインを制作するだけではなく、世界にどう広めていけばいいのか、どう使えばいいのかも含めてご提案できる会社にしたいですね。実際にいろいろと動き出してはいるんですが、デザインを基軸にしてさまざまなクライアント様のお手伝いができればと考えています。

 

個人的にはお酒が好きなので、自分のバーをオープンしたいですね。そのためには健康で長生きしないとな、と思います(笑)。

 

 

――最後に、就活中の方やこの業界で仕事をしたいと考えている方に向けて、メッセージをお願いします。

 

自分を信じればなんでもできる。続けることが大事です。それをしないということは、その反対の結果しかありません。私も所長もどちらかといえば遅咲きでしたが、努力を続けたからこそ成果になったと思っています。

 

心に残っているのは、『アンパンマン』の作者のやなせたかし先生。やなせ先生もしばらく売れない時期が続いて、70歳になる直前でようやくブレイクしたんです。そこで『電車に乗って座席がない。 降りてしまえば、おしまいなんです。 ずっと乗っていると、いつのまにか、席がすいて座れるんです』と話されていて、まさにそうだなと感じました。夢をあきらめないというのは、大人になっても大切なことです!

 

 


インタビュー中には自分をおふざけ役だと表現していましたが、話題によっては驚くほど鋭く冷静な意見も飛び出しました。周囲をしっかりと見渡し、客観的に考えられる力は、ディレクターやまとめ役に欠かせないものなのでしょうね。

 

 

お送りしてきたテクノアート社員インタビューは、今後も更新予定です。デザインやイラスト、シナリオ制作に興味がある方は、過去記事もあわせてぜひチェックしてくださいね。次回をお楽しみに!

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さとうむか

WEBライター・編集として奮闘するゆとり世代。気になったもの、おもしろそうなものを記事にしてお届けします。ジャンルはクリエイターさん向けのものから、生活・仕事・雑学などなど広くやっております。

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