20年経っても冷めない愛!所長が本気で『攻殻機動隊』を紹介します(前編)

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80年代に生まれ、現在に至るまで熱狂的なファンの支持を集めている『攻殻機動隊』。最近はハリウッドで映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』として実写化もされました。

 

……しかし、アニメや映画がたくさん制作されているために、初心者としてはどこから手をつければいいかイマイチ分からないのも事実。


「それはもったいない!!私と『攻殻機動隊』の出会いは約20年前。今も色あせない、とっても大好きな作品なんです。そのすばらしさ、ぜひ私に語らせてください!!!」

 

うわっ、熱狂的なファンがこんなに近くにいた!というわけで今回は、いつになく熱の入った所長が『攻殻機動隊』の魅力を語ります。

 

おすすめの順番で作品を紹介していくので、「どれから観たらいいの?」と悩んでいる方は参考にしてくださいね。

 

そもそも、『攻殻機動隊』ってなに?


「原作はSFマンガ『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』(作・士郎正宗)で、舞台は近未来の日本!凶悪な犯罪に対抗するため、組織された警察機構「公安9課」(通称:攻殻機動隊)の活躍が描かれています」

 

近未来の日本ということはつまり、SFな世界なんですね!さらに主人公たちが警察となれば、刑事モノ的な要素もプラスされているってことでしょうか。


「そうなんです!その斬新なテイストが人気を呼び、1989年に連載がはじまって以降、愛されつづけている作品です」

 

主人公の「草薙素子」ってどんな人?

しかし、なんだか世界観や思想が難しそうですけど……初心者がいきなり見ても、入り込めるんでしょうか?


「大丈夫です!でも一応、主人公である『草薙素子(くさなぎもとこ)』がどんな人なのか説明しておきますね」

 


GHOST IN GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊の世界 より引用


「彼女は公安9課のめちゃめちゃ優秀な女性リーダーで、脳の一部以外の全てを義体(=機械)化した、いわばサイボーグなんです。なので力も強く、男勝りなので『ゴリラ女』というあだ名で呼ばれることも。全作品を通して、まばたきをしないのが特徴です」

 

ゴ、ゴリラ女……近未来のサイバーな世界なのに、あだ名は昔ながらの感じなんですね。


「素子はそういった体の特徴を気にしているからか、ゴースト(=魂・本能からの直感)と呼ばれる概念をとても大事にしているんです。彼女は機械の体と心のミスマッチを感じていて、自分の存在証明を探し続けています」

 

脳だけが生身のままっていうのも、サイボーグとしては今でも新鮮に感じる設定ですね!どんな人なのか、ちょっとつかめた気がします。

 


「よし、これだけわかれば準備としてはオッケー!作品によって素子のビジュアルや雰囲気が微妙に変わるので、そこも注目してみてください!ではさっそく、おすすめの順番で作品を紹介していきますね!!!」

 

初心者はここから観てみよう!『S.A.C』シリーズ

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』

 


Amazon | 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX DVD-BOX (初回限定生産) | アニメ より引用

 

『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG』

 


Amazon | 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG DVD-BOX (初回限定生産) | アニメ より引用

 

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』

 


Amazon | EMOTION the Best 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society [DVD] | アニメ より引用

 

初心者がまず観るべきは、この『S.A.C』シリーズ。「いきなり3つも?」とビビったかもしれませんが、3作品は続きもので、『STAND ALONE COMPLEX』の2年後が『S.A.C. 2nd GIG』、その2年後が『Solid State Society』と進んでいくのだとか。所長は「ハマれば一瞬で観終わります」と主張しています。


「サイバー犯罪の操作やテロの防止、VIPの警護に汚職の摘発などなど、たくさんの極秘任務をこなす9課メンバーたちが描かれます。大事件が起きたり、9課が存続の危機にさらされたり……と、ビギナーさんでも比較的わかりやすく、ぐいぐい入り込めるストーリーになっております。

 

なお3つめの『Solid State Society』はテレビアニメではなく、長編アニメ作品ですが、おもしろさは前2作に負けていません!」

 

『S.A.C』シリーズの「草薙素子」


Amazon | 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 05 [DVD] | アニメ より引用

 

外見:紫色の髪に赤眼
推定精神年齢:第1作目の時点で25~26歳
人間らしさ度★★★★☆


「他作品に比べ、仕草はかなり女性らしく表情も豊か。ドライでクールな姿勢を保ちつつ、報復はキッチリこなす『強くて優しい大人の女性』な感じ。自己存在の悩みもなくはないけれども、うまく付き合えている様子です」

 

『S.A.C』シリーズの注目ポイント1:タチコマが愛くるしい~!


「なんといっても、愛らしいキャラクター多脚戦車『タチコマ』の存在が、よりこのアニメを盛り上げてくれています!最近ではなんとAI搭載の1/8タチコマも開発されたようなんです」

 


うごく、しゃべる、並列化する。 1/8タチコマ – Cerevo より引用

 

まったくご存知ない方は「えっ……このナゾの機械がかわいく見えるの?」と引き気味かもしれませんね。しかし所長によれば、「観終わったころには『かわいい』という感情があふれて止まらなくなる」そうなんです。

 


「わ~!!かわいい!かわいい~~!!欲しい……けど……ちょっと高い!!!!(通常版のお値段は157,400円・税抜)」

 

『S.A.C』シリーズの注目ポイント2:サブストーリーも見逃さないで!


「『STAND ALONE CONPLEX』『S.A.C.2ndGIG』では、全体のストーリーが「メイン」と「サブ」に分かれています。メインはもちろんすばらしいのですが、ここでは私のおすすめサブストーリーをご紹介します!

 

・『STAND ALONE CONPLEX』:「暴走の照明-TESTATION」、「偶像崇拝-IDOLATER」

・『S.A.C.2ndGIG』:「イカレルオトコ-TRIAL-」、「天使の詩-TRANS PARENT-」

 

サブストーリーはどれも独立した話なので、気軽に観られるそうです。「『ちょっと試しに観てみようかな?』と思っている方にもおすすめ」(所長談)とのこと。

 

『S.A.C』シリーズを制覇したら…映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』


Amazon.co.jp | GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 [Blu-ray] DVD・ブルーレイ より引用

 

シリーズの3作品で『攻殻機動隊』の世界にどっぷり浸かったら、次に観るべきは映画『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』だそうです。アニメシリーズとは少し違ったストーリー設定である点に注意とのこと。


「時は西暦2029年。他人を人形のように操る国際手配中のすご腕ハッカー、通称 『人形使い』を追う9課。一方で、義体メーカーの製造ラインがいきなり動き出し、女性型の義体を作ってしまうんです。その義体を調べてみると……というストーリー。

 

派手なシーンは多いですが、情感のある演出なので落ち着いて観られます。武器は実際の銃になぞらえたデザイン。SFモノにありがちな、ビームが出そうな武器ではないところもカッコいいです」

 

映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の「草薙素子」


映画の感想文 [106] GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 より引用

 

外見:黒髪・ブルーグレーの瞳
推定精神年齢:47~48歳程度(押井監督による設定)
マッチョ度★★★★★


「表情に変化が少なく、まるで人形のよう。まばたきを数えたところ、目を伏せた演出を合わせて約4回ほどでした。マネキンと見間違えるようなカットもあり、存在が不確定な感じがよく出ています。見た目のわりに落ち着いた発言にも注目です。ボディは筋肉隆々で、全作品いちマッチョ!」

 

映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』の注目ポイント:圧倒的な情報量!


「押井守監督いわく『原作よりわかりやすくしようと思った』そうですが、セリフの情報量がかなり多いんです。当時中学生くらいだった私は、セリフより映像を観るほうに集中していました……」

 

所長によれば、作中であまり用語の解説がないため、こんがらがりやすいのだそう。


「で・す・が!用語をしっかり押さえてさえいれば、ストーリーそのものは比較的わかりやすいですし、何よりすっごくおもしろいんです。まずは『電脳化』『攻勢防壁』『義体化』あたりを把握しておきましょう」

 

ちなみに…映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』には“バージョンアップ版”もあります

『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 2.0』


Amazon | GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0 [DVD] | アニメ より引用

 


「こちらは言うなれば、初代(95年)の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』をアップデートした作品です!フルCG、全キャラ再アフレコが行われています。CGの色もグリーンからオレンジに変更され、次に紹介する続編『イノセンス』との親和性がアップしています。個人的に大プッシュですね!!」

 

セリフの聞き取りやすさや臨場感もグレードアップしている(所長談)とのこと。あわせて観ておくと、いっそう楽しめるかもしれません!

 

素子はどうなるの?続編映画『イノセンス』


Amazon.co.jp | イノセンス スタンダード版 [DVD] DVD・ブルーレイ より引用

 

次に所長がおすすめするのは、こちらの『イノセンス』。先ほど紹介した『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の続編なのだそうです。


「舞台は前作のラストから4年後の世界。少女型の人造人間が起こした原因不明の暴走をきっかけに、公安9課のバトーとトグサは捜査に向かうのですが……。戦闘シーンは前作よりもボリューミー!バトーとトグサのかけ合いも絶妙です」

 

もしわかりづらいシーンが出てきても、「考えるな、感じろ!」という所長の言葉を胸に、最後まで観てみてくださいね~!

 

続編映画『イノセンス』の「草薙素子」

外見:???
正体不明度:★★★★★

 


「実は今作の素子は行方不明で、指名手配されているんです。バトーは存在をかすかに感じているのですが……あとはぜひ、ご自分の目で確かめてくださいね!前作よりもやや色っぽく、若々しいイメージです」

 

続編映画『イノセンス』の注目ポイント1:女性型アンドロイドの美に酔いしれろ!


Amazon.co.jp | イノセンス [Blu-ray] DVD・ブルーレイ より引用


「なんといっても、量産型のガイノイド(女性型アンドロイド)・ハダリのあやしい美しさには惹きつけられます。オープニングで描かれる、ガイノイドが作られる過程は本当にすばらしい映像ですよ」

 

「人形」は『イノセンス』のテーマのひとつ。本編でも、人形劇やからくり人形などいろんなタイプの人形が出てくるとのことです。

 

続編映画『イノセンス』の注目ポイント2: ストーリーを盛り上げる3DCG映像


「『イノセンス』では3DCGによる圧巻の映像にも注目です。バトーたちがピンチに追い込まれる山場のシーンは、映像のクオリティが高いがゆえに、いっそう不気味でドキドキがつのるんです。これまでの作品もすばらしいですが、3DCGならではの迫力には目を見張ります」

 

公開されたのは2004年ということで、初期の作品よりもだいぶ技術が進んだようです。セリフやシナリオの意味を考えがちですが、細部まで作りこまれた映像にも注目ですね!

 

”第4の攻殻”で語られる前日譚!『攻殻機動隊 ARISE』


Amazon.co.jp | 攻殻機動隊ARISE (GHOST IN THE SHELL ARISE) 1 [Blu-ray] DVD・ブルーレイ より引用

 

原作マンガ、映画版、アニメシリーズにつづく『第4の攻殻』として制作されたのがこの『ARISE』とのこと。所長はまず映画・アニメをひととおり楽しんだあと、『ARISE』を観るのをおすすめしています。


「『ARISE』はこれまでに紹介した作品たちよりも少し前のお話で、9課結成前の素子やメンバーのストーリーを描いています。これまでのキャストが総入れ替えになりましたが、個人的には違和感なく観られました!」

 

『攻殻機動隊 ARISE』の「草薙素子」


4分でわかる!「攻殻機動隊ARISE」 – YouTube より引用

 

外見:黒髪・ブルーの瞳・前髪パッツン
推定精神年齢:推定23~26歳
ゴリラ女度:★★★★★★


「全作品中で、一番若くアツい素子です。有事とあらば下着姿のまま外に出ることもかまわない、やんちゃぶりも発揮しています。それに原作漫画と同じく、恋人が登場するんですよ~!青春ですね。とはいえ、やはりまばたきはしないままです……!」

 

『攻殻機動隊 ARISE』の注目ポイント:華麗なストーリー展開にドキドキ!


「奮闘する素子がちゃくちゃくと野望を叶えていきます。話は新劇場版につながり、9課結成!で終わる構成がすばらしいです。9課のメンバーになる予定のパズやイシカワがバトルしていたのも新鮮でした」

 

作品にハマると、キャラの過去とか気になってくるんですよね。当時は絵柄が少し変わったことも話題になったのだとか。

 

『攻殻機動隊』愛はまだ語りつくせない!


「それでですね、次に観てほしい作品が……」

 

あの、所長……もう外暗くなってきちゃったんで、そろそろ終わりにできませんか?


「えっ!?まだまだこれから大事なポイントがあるんですよ!新劇場版や、『ゴースト・イン・ザ・シェル』にもたどりつかなかったし……ここで終わるのはとても不本意なので、後編に続きます!!」

 

わ~、1回じゃ語りつくせないだろうと予感はしていましたが、やっぱり!!ここまで来たら、徹底的に語ってもらいましょう。というわけで、次回もぜひチェックしてくださいね~!

 

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さとうむか

さとうむか

WEBライター・編集として奮闘するゆとり世代。気になったもの、おもしろそうなものを記事にしてお届けします。ジャンルはクリエイターさん向けのものから、生活・仕事・雑学などなど広くやっております。休みの日にはアイドルの応援をしていることが多いです。

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