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テクノアートのデザイナー厳選!遊び心満載のアーティスト公式サイト
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2017.01.12
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投稿者: さとうむか
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誰もがお気に入りのアーティストやバンドがあるはず。しかし、ただ音楽を聴くだけで終わりにしていませんか?それはもったいない!
アーティストの魅力を最大限に味わうなら、公式サイトをチェックするべきです。公式サイトにはワクワクするような仕掛けや、洗練されたデザインなど、視覚的な楽しさが盛りだくさん。音楽とはひと味違った楽しみが隠れていますよ。
今回は、テクノアートのデザイナーであるびすこが独断と偏見で選んだ6つのアーティスト公式サイトをご紹介します。クリックひとつで、新しい発見や感動に出会えるかもしれません。
五五七二三二〇(ゴー・ゴー・ナナ・ニー・サン・ニー・レー)
(公式サイトより)
2015年に『半世紀優等生』でデビューした女子中学生8人組のユニット・五五七二三二〇。メンバーの素性は一切非公開となっていますが、どうやら某“中学生”アイドルグループの覆面ユニットであるとか……。
もともとは、有名なあの「ココナッツサブレ」の発売50周年を記念して発足したのだそう。確かにユニット名の漢数字も、ココナッツサブレの語呂合わせ。しかし、その高い音楽性にやみつきになってしまう人が続出しているようです。
びすこ「菱形をモチーフにしたハイセンスなデザイン。使っている色が多いにもかかわらず、デザインにまとまりがあり、まるで一冊のパンフレットを見ているかのようです。これまでの楽曲サイト(『半世紀優等生』、『ポンパラ ペコルナ パピヨッタ』)もすごくおしゃれです」
10月26日にはメンバーを2人ずつに分け、新しく4曲を発表。この4曲は同時に再生すると新しく1つの曲『四味一体』になるという仕掛けが施されています。たかがお菓子、たかがガールズユニットと軽く見ていると度肝を抜かれますよ。
在日ファンク
(公式サイトより)
在日ファンクは、2007年より活動する7人組ファンクバンド。ボーカル兼リーダーの浜野謙太さんは、バンド・SAKEROCK、Newdayのメンバーとしても活動されているほか、俳優・タレントとしても有名ですね。
日本ではファンクというジャンルになじみがない人も多いですが、彼らのメロディーにかかれば誰でも思わずノッてしまいます。2014年6月にはメジャーデビューを果たし、今年の5月に2ndアルバム『レインボー』をリリースしました。
びすこ「白ともう一色で表現されたシンプルなサイト……と思いきや、ページを囲っている色がアルバムのモチーフであるレインボーの7色にゆっくりと切り替わっていきます。画像の上にポインタを置くと様々な動きをするのもおもしろいですね」
昨年にはももいろクローバーZとのコラボでも話題になった在日ファンク。公式サイトとあわせて要チェックです!
サカナクション
(公式サイトより)
お次は男女5人組バンド・サカナクション。印象的なフレーズやメロディーが若者を中心に広く支持されています。ファンでなくとも、映画主題歌やCMソングで1度は彼らの楽曲を耳にしたことがあるはず。
そんなサカナクションの公式サイトは、モノクロをベースにしたデザイン。画像をバランスよく配置することで、地味にならずスタイリッシュな印象を与えます。
びすこ「白黒デザインでシンプルながらも写真やテキスト、アイコンで表現されたかっこいいデザインに仕上がっています。メニューを選んだときなどに見られる、機械的な動きにも注目です。レスポンシブデザインになっているので、画面が小さくなっても同じレイアウトで楽しめるのが良いですね」
スマホでもPCでも、つい触ってみたくなるアイコンや画像が楽しめます。ちなみにPC版では、BGMをオンにするとよりいっそう世界観が満喫できますよ。
実験台モルモット
(公式サイトより)
「切ナ色歌謡ロック」と表現される5人組バンド・実験台モルモット。さまざまなジャンルの旋律に、どこかメランコリックな歌詞がファンを集めています。
公式サイトも楽曲のテイストにあわせて、レトロな絵本や紙芝居・人形劇などを思わせる雰囲気を醸し出しています。それでいて見やすく、よく練られたサイトデザインなのだそう。
びすこ「ダークテイストなデザインのサイト。構成はシンプルながらも、細かなところまで手の込んだ素材が独特な世界観を作り上げています。ページ右側の女の子の首がスクロールバーになっているのですが、この仕組みにはいろんな意味で驚きました(笑)」
なお、写真中央のボーカル・谷琢磨さんは男の娘。サイト内には衣装特設ページもあり、音楽はもちろんのことヴィジュアルにも注目です!
水曜日のカンパネラ
(公式サイトより)
一度聴いたら忘れられないような音楽を発表し続ける、水曜日のカンパネラ。ボーカル・コムアイさんの歌声と日本語ラップには、芸能人のファンも多いのだそう。
CDジャケットにも毎回強いインパクトがありますが、公式サイトだって負けてはいません。ユニット名の「水曜日」から連想される「水」のイメージがデザインの根幹となっています。
びすこ「水面をイメージした動きが印象的。仕掛けがたくさんあって、見ているだけでも楽しいです。メニュー部分はもちろん、フォントのチョイスやムービーボタンまでも手を抜くことなく、隅々まで『水曜日のカンパネラ』ワールドが表現されています」
今年の6月にはアルバム『UMA』でメジャーデビューを果たすなど、その人気は急上昇中です。遊び心あふれる世界観に、中毒になってしまいそう。
マキシマム ザ ホルモン
(公式サイトより)※環境によって表示できない場合があります
最後にご紹介するのは、4人組バンド・マキシマム ザ ホルモン。激しい演奏と英語にも聞こえる日本語歌詞、漫☆画太郎さんの手がけるCDジャケットや条件付きライブなど、独自のジャンルを築き上げていることで知られます。
そんな彼らの公式サイトにたどり着くと、上のようなトップページが。ホームページ黎明期のようなデザインで面喰らいますが、入ってみると……
(公式サイトより)
このように、マキシマム ザ ホルモンらしいデザインのサイトへ変貌します。このワンアクションが、なんとも彼ららしく笑いを誘いますよね!
びすこ「画面上部でマキシマムザ亮君さんが踊っていたり、下からメロイックサインが突き出ていたりと、一面にマキシマム ザ ホルモンワールドが!とても賑やかでシュール、けれどもかっこいいデザインに仕上がっています」
そんじょそこらのバンドとは一線を画すマキシマム ザ ホルモン、公式サイトでもその姿勢は変わりません。つい笑ってしまうプロフィールページも、ぜひご一読を。
もちろん良い音楽あってのアーティスト・バンドですが、それを広く知ってもらうためには公式サイトも重要な役割を担っています。知らなかったアーティストでも、印象的なサイトだと「動画を見てみようかな」「試聴してみようかな」という気持ちになるはず。
それぞれのカラーや方向性を視覚的に伝え、興味を持たせるにはどうすべきか……そんなWEBデザイナーたちの努力の結晶が、公式サイトなのかもしれませんね。
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WEBライター・編集として奮闘するゆとり世代。気になったもの、おもしろそうなものを記事にしてお届けします。ジャンルはクリエイターさん向けのものから、生活・仕事・雑学などなど広くやっております。最新記事 by さとうむか (全て見る)
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