描き足しから仕上げまでやります!イチから分かるイラストのパーツ分け指南Part3〜アニメ・モーションの作り方!番外編〜

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こんにちは、びすこです。

前回は、パーツを切りわけるのためのパスの使い方や、
その時のレイヤーの扱い方について解説しました。

今回は、切りわけたパーツの描き足しについて解説していきたいと思います。

これまでの復習をしたい方はこちらをご覧ください。
これであなたもパーツ分け職人!イチから分かるイラストのパーツ分け指南Part1〜アニメ・モーションの作り方!番外編〜
いよいよ切り分けスタート!イチから分かるイラストのパーツ分け指南Part2〜アニメ・モーションの作り方!番外編〜


6.パーツに描き足しを行っていく作業について


まず、パーツの「描き足し作業」をなぜ行うのか?について説明していきます。

描き足し作業は、イラストを動かした時に違和感なく見せるようにするための作業になります。
例えば、髪を切りっぱなしのまま描き足さずに動かそうとすると・・・

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こうなります。

肩のラインがくっきりと浮かび上がってしまっていますね!!
髪の毛の形状としてかなり不自然になってしまうので、
自然に見せるためには描き足し作業が必要不可欠なわけです!

しかしこの「描き足し作業」ですが、
パーツ分けの中では最も頭を使い、最も時間のかかる工程となっており、
これができるかどうかでパーツ分けの質が決まると言っても過言ではないです。

では、どうすればよりクオリティを高く仕上げることができるのか?
次で作業工程を説明していきます。

7.描き足し作業を行おう


パーツを切り抜いたら、描き足しを行う部分のベースを用意します。

そのベースを作るときも、ブラシツールでも制作可能なのですが、
実はペンツールがここでも大活躍しちゃいます!
ここではペンツールでベースを作成していくやり方を、
右腕のパーツで解説していきますね。

パーツレイヤーの下に、新規レイヤー「塗りたし」を一つ作成。

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ここで新しく作ったレイヤーにベースを作成していきます。

動かす範囲を想定して、パスを打っていきます。

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ベースの大きさは、パーツのつながりを意識しつつ、
これだけあれば大きく動いても大丈夫だろう!くらいがベストです。
この時、先ほどの画像のように
上に重なるパーツもあれば表示しておくとベースの形を予想しやすいですよ。

パスを打ったら、選択範囲を作成し、塗りつぶします。
上にかぶっているパーツを非表示にすると、

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このようにベースができているはずです。

しかしこのままでは、パーツと描き足し部分の境目がはっきりしてしまっているので、

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作業レイヤーをパーツの切り分け作業で作成したマスクに切り替え、
「黒のエアブラシ」で境目を馴染ませましょう。
すると、このようになります。

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作業レイヤーをベースを作成したレイヤーに戻し、
線画を描き足したり、色を馴染ませたりして完成です。

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描き足しのポイントとしましては、
このように一部のパーツを非表示させても違和感ないように見えるように描き足していくことが、
クオリティアップのポイントです!

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(こちらの画像では、手を非表示にしています。)

これで、体パーツの描き足しは完了しました。

8.顔パーツを分けていこう


次に、キャラの要となる顔のパーツ分けをしていきましょう!
顔パーツですが、最終的に

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このくらいの量になります。

顔は一番動くところなので、
これくらい分けないと自然な動きにならないのです・・・!

しかし量は多いですが、しっかりレイヤー別に描かれた絵素材であれば、
体のパーツ分けほどそこまで難しくないので、ご安心ください。
(結合されている場合は結構大変なので、頑張りましょう^^)

今回は、眉、まつげ、ハイライト、瞳、ハイライト、白目、口、
はもともと分かれている前提で進めます。

まずは眉、目、チークを左右1パーツずつ分けます。
こちらも前回ご紹介した体のパーツ分けと同じ方法で分けていきましょう。

眉と目はパーツが離れているので、
このように投げ縄ツールで選択範囲を制作すると早いですよ。

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左右で分け終わったら、一番細かい目のパーツをサクッと分けていきましょう。

二重(ふたえ)の線、まつげ、下まつげ、瞳のハイライト、瞳、白目と分けていきます。
まつげは2〜3パーツに分けておくといいでしょう。(今回は2パーツに分けました。)
ハイライトもイラストによりますが、大きなハイライトを最低1つは分けておきます。

目を分けていくと、こんな感じ。

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描きたしも、まつげ1(赤)と2(黄)の境目と瞳、白目(まつげで隠れる部分)はしていきます。

あとは瞼の追加をします。
瞼は、目を閉じたり細めたりする時に瞳や白目を隠すために使うパーツになります。

顔パーツレイヤーを2つコピーし、マスクを追加します。

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上瞼と下瞼になる部分をそれぞれ黒のエアブラシでマスクを塗りつぶし、
マスクの色を反転させます。

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黒ベースのマスクに白のエアブラシで塗りつぶす方法でもOKです。

概ね形が取れたら、瞼の形を微調整して完成です。

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目が終わったら、口も分けていきましょう。

口の口内部分を切り分け、さらに上唇と下唇を分けます。

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そのあと、口の上下に瞼と同じように肌の部分を追加。
顔パーツレイヤーを2つコピーし、それぞれ作成します。

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口内も少しだけ描きたしをしておきましょう。
これで口パーツは完成です。

他のパーツは分けるだけで終わることが多いですが、
眉毛など他のパーツに隠れて塗りが途切れているものは描きたししておきましょう。

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顔のパーツ分けが完了しました。
完成まであともう少しです!


9.エフェクト


分けられそうなものはエフェクトも分けます。
今回の場合はイチョウが分けられるので、一枚一枚分けていきます。

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一枚一枚が離れていれば、投げ縄ツールでOKです。


10.パーツのレイヤーを整理しよう


さて、パーツの描きたしも終わったしいよいよLive2Dに移動!
・・・のその前に、全パーツレイヤーを表示してよく見てみると、

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このように本来、体の後ろに来なくてはいけないパーツが
前に来てしまっていたりすることがあります。

Live2Dでの作業がスムーズにできるように、
Photoshopでレイヤーを整理しましょう。

元絵と見比べながらパーツレイヤーを整理し、
元絵と同じ見た目になれば、整理完了です。

パーツによってはどうしても同じ見た目にならないものが出てくると思いますが、
そのあたりに関しましては次回、解説します。

パーツの整理が終わったらPSDを保存し、
そのあと別名で保存して複製します。

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なぜ複製するのか?を説明すると、
分けたパーツと描き足ししたレイヤーを結合するため、
あとで修正が発生した時のために、
結合前と結合後で残しておくと後々楽だからです。

次は複製したPSDで作業をしましょう。
先ほどちらっと説明をしましたが、
分けたパーツと描き足ししたレイヤーを1パーツずつ結合していきましょう。

これで、全レイヤーを表示してパーツ分け済みデータの完成です!!

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お疲れ様でした!!


まとめ


今回で基本的な流れを解説し終わりましたが、
うまくできましたでしょうか?

描き足しの工程でマスクを使用し、パーツの下に描き足しを行うことにより、
切り分ける前の状態に限りなく近いクオリティを維持することができます。

次回は先ほど述べた体の後ろに来なくてはいけないパーツが
前に来てしまっていたりしているものの対処の仕方など、
パーツ分けの応用編をご紹介したいと思います。

それでは、また。

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びすこ

びすこ

現在修行中の新人デザイナー。 いつかビッグでスーパーなデザイナーになることを夢見て日々奮闘中。 洋服と音楽とキャラクターグッズに囲まれて暮らしていて、 二次元アイドルガチ勢。実はてっくんの生みの親。

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