映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」どこよりも分かりやすい!用語解説と感想

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ひぎゃああああああああああ(声にならない叫び)
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の新トレーラーが公開されましたあああああ!

アベンジャーズが内部分裂!?
キャプテン・アメリカ勢とアイアンマン勢が対決する「シビル・ウォー」、新トレーラーでは参戦が噂されていたスパイディことスパイダーマンの姿もばっちり確認できますよ!
俄然、楽しみ!
わたしの大好きなホークアイの矢に乗って飛んでいくアントマンのシーンもかっこいいですううううう!

未確認の方は今すぐ 公式Twitter をチェックですぞー!!!!!

……あ、取り乱してすみません。
こんにちは、Azです。


「マネー・ショート 華麗なる大逆転」観ました!


 

今回は「マネー・ショート 華麗なる大逆転」についてです。

公式サイトはこちら 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」公式サイト

マネーショート

©2015 PARAMOUNT PICTURES. 出典:公式Twitter

公開初日に観に行ったわたくし。

TOHOシネマズ日本橋

いつも大変お世話になっております、TOHOシネマズ日本橋さんです

この映画は実際に起こった、俗にリーマン・ショックと言われる金融危機が題材です。
事の顛末はみなさんも知っての通り。

なかなか盛況のようで、お昼頃の回は席もほとんど埋まっていました。
予告からしておもしろそうでしたもんね。

 

とはいえ蓋を開けてみると、中身はかなり専門用語のオンパレード
なので、わたしのような世界経済はおろか日本経済にも疎い人間は、気を抜くとあっという間に置いていかれるスピード展開です。

というわけで、めっちゃ調べました。
付け焼刃の知識ですが、分かりにくかった金融用語を簡単に説明したいと思います。細部は省いているのでなんとなくでお読みください。

これから観に行かれる方は、ぜひともここで予習を。
もう観終わって、ちょっと難しかったな……と思った方は、復習がてら読んでみてください。


1. MBS(モーゲージ債) とは


家を買いたい!でもお金がない……

そんな人が家を買うためには、お金を借りなきゃいけません。

これが住宅ローンです。

貸し出しは銀行の他、それを専門とする金融機関モーゲージバンクというものがあります。

でも、お金を貸した方は『この人、本当に返してくれるのかしら?』と不安になるのが当たり前。

じゃあ、その住宅ローンの債権をまとめて債券化して販売しようじゃないか!って商品にしたのがMBS(モーゲージ債)、不動産担保証券です。権利(債権)を形(債券)にするイメージです。

銀行やモーゲージバンクは債権を売ることにより、新たな住宅ローンの資金調達ができ、MBSはお金を借りた人が返済する元利金がそのまま受け取れるという仕組みになっていたので、それをを買った投資家たちにもお得な商品として人気になりました。

マネーショート

©2015 PARAMOUNT PICTURES. 出典:公式予告動画


2. サブプライムローン とは


では、もっともっとお金のない人は、家を買うことはできないのでしょうか。

いいえ、大丈夫!
住宅ローンすら組めないほどの低所得者向けの、特別なローンがあるのです!

そんなふうにお金のない人にも『担保も預金も仕事がなくたっていいよ』っていうローンを組ませるようになりました。

それがサブプライムローン

なので、映画でのようにストリッパーのような低所得者でも、一軒家を持つことができたわけなんです。
サブ(低水準の)プライム(優良)、つまり優良じゃない顧客という意味。

マネーショート

©2015 PARAMOUNT PICTURES. 出典:公式予告動画

でも、なんでこんなことが成り立ったのでしょう。

実は1990年代のアメリカは、好景気から住宅建築ブームが起こっていました。
それゆえ、新しく作った住宅が売れ残らないように、低所得者にもローンで住宅を買わせていたというわけ。

低所得者という信用のない相手とのローンなので、サブプライムローンは高金利です。
しかし、低金利からのスタートで、一定期間後に利率が上がるという仕組みでした。

その頃のアメリカは不動産価値が上昇し続けていたため、利率が上がって万が一返済できなくなっても、住宅を売って借金の返済に充てればいい、とみんなが軽く考えていたのです。

マネーショート

©2015 PARAMOUNT PICTURES. 出典:公式予告動画


3. CDO とは


当然、サブプライムローンもMBSになります。

しかし、ここでも同じように『低所得者がローンなんて本当に払えるの?』という疑問が浮かんできますよね。
そう考えると、このMBSは売れなくなってしまいます。

すると、今度はさらに新しい商品が生まれます。
MBSを細かく切り分け、他の優良債権と混ぜ合わせた新たな証券です。

これがCDO、債務担保証券。

なぜこの方法だとうまくいくのかというと、じつは、CDOとしてまとめられた債権は、投資家たちには中身が直接は分からないようになっていたからです。

となると、まだ不安に思う人もいるでしょうが、このCDOに格付け機関がなんと最高評価のAAAをつけちゃいました。

格付け機関とは、金融商品などの信用状態を評価する企業。
この格付けは投資家が参考にしたり、株価にも影響があります。
そんな格付け機関が太鼓判を押しちゃったもんだから、これでもう不安に思う人はいません。

でもなんで最高ランクなんかつけちゃったの?というと、格付け機関は言われるがまま、ろくに調べもせずに評価していたという、まさかのお話でした……。

こうして「安くて安心」な商品がどんどんと売られていったのです。

マネーショート

©2015 PARAMOUNT PICTURES. 出典:公式予告動画


4. CDS とは


この状況を冷静に見抜いた人物が、クリスチャン・ベール扮するマイケル・バーリでした。
いつか経済破たんを迎えるであろうと考えたマイケルはいろんな証券会社からCDSを買いまくります。

このCDSというのはクレジット・デフォルト・スワップの略で、ローンの債務不履行により債権価値がなくなってしまった場合、受け取れるはずだった金額が保障されるというもの。
ただし、そのかわりにそれまで保険金を払いますよという条件があります。

あれ?でもマイケルや他の主人公たちは、CDOなどのモーゲージ債は持っていませんでしたよね?
じゃあ何にその保険をかけるのかというと、このCDS、実際に債権を持ってなくても、その債権に対して購入できるのです!

マネーショート

©2015 PARAMOUNT PICTURES. 出典:公式サイト


5. 空売り とは


自分の手元にない金融商品を、証券会社などから借りて売ること

例えば、ある金融商品の価値が下がると予想した上でそれを借り、返済期限までに売ってしまいます(ショート)
そして、実際にその価値が下がったところで買い戻す(ロング)
その差額が利益になるわけです。

マイケルたちが実際にした行動は、正確にいうと株で言う「空売り」には当たらないらしいのですが、この辺はなんとなく実際の金融商品は持ってないよ~くらいの雰囲気がわかればいいみたいですw
実際、もっと詳しく空売りについて解説している方々がいらっしゃるので、詳しく知りたければ探してみて下さい。←投げた

マネーショート

©2015 PARAMOUNT PICTURES. 出典:公式サイト


さて、いかがだったでしょうか。
わたしはもともと金融用語に明るいわけではないので、難しいことは書けません。
だからこそなるべく分かりやすく、簡単に説明できたんじゃないかな……なんて思っています。

これだけ理解していれば、ストーリーにも置いていかれずに楽しむことができると思います。
でも、ぶっちゃけノリと勢いで、結構ニュアンスは分かったので、意外に全くの予習なしでも楽しめるかもしれませんね。どっちだよ。
いやいや、それくらいテンポがよかったということで、分からなかった部分が理解できるともう一回観に行きたくなる、そんな映画というわけでした!

個人的な感想としては、クリスチャン・ベールスティーブ・カレルの役作りにはいつも本当に驚かされます。

飄々としているも意図的ではなく、実は繊細で他人とあまり打ち解けられない、はたから見たら変人の役を見事に演じているベール。
笑い方がとってもキュートでした。
クリスチャン・ベールをしっかりみたのは「アメリカン・ハッスル」以来だったので、痩せた姿に戸惑ったw太った時も驚いたけど。

マネーショート

©2015 PARAMOUNT PICTURES. 出典:公式サイト

カレルは、まさに怒れるトレーダーそのものw
こういう役をやらせたら、右に出るものはいないんじゃないでしょうか。

マネーショート

©2015 PARAMOUNT PICTURES. 出典:公式サイト

ライアン・ゴズリングはライアン・ゴズリングだったけど、かっこいいのでそれでOKですw
なんて、しっかりと若くて熱い銀行マンを演じておりました。
銀行を裏切るって役どころもおいしいですよね。

マネーショート

©2015 PARAMOUNT PICTURES. 出典:公式サイト

ブラッド・ピットは彼じゃなくてもよかった感はあったかな……。
でもまあ、制作に関わっているので当たり前なところもあるし、引退した伝説のトレーダーなんていう役には、ブラピくらいの大物感が必要だったのかも。
キャラ付けがおもしろかったです。

マネーショート

©2015 PARAMOUNT PICTURES. 出典:公式サイト

あと、気になったのは邦題。
確かにはじめはエンタテインメント性もありますが、終盤からはリアルでシリアスな展開に持っていきます。
ブラピ扮するベン・リカートの一言にはものすごく重みがあるので、軽々しく「~華麗なる大逆転」なんてつけて欲しくはなかったかな~。

金融業界の話なんて、少し取っ付きにくいところもありますが、この機に勉強してみてみるのもいいかと思いました。
これをきっかけに、投資をはじめる人ももしかしたらいたりして?

ではでは、にわか解説なので、万が一おかしな部分がございましたらご指摘お願いいたします。

Azでした。

「マネー・ショート 華麗なる大逆転」

住宅バブルに浮かれていた2000年前後のアメリカ。しかし、破たんの危機をいち早く察した人物がいた。マイケル・バーリは周りが白い目で見てくる中、とんでもない賭けに出る。一方、それに気付いた何人かの金融関係者たちもまた、その賭けに乗ることを決めるのであった……。

 

監督アダム・マッケイ 脚本アダム・マッケイ、チャールズ・ランドルフ 原作マイケル・ルイス「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」
制作アーノン・ミルチャン、デデ・ガードナー、ブラッド・ピット、ジェレミー・クライナー
出演者クリスチャン・ベール、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット

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外部ライターのAzです。洋画・洋ドラの情報発信を中心に、世の中の興味あることをゆるく適当に書いていきます。

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