文化庁メディア芸術祭!マンガ部門編♪

投稿者: 


戦姫絶唱シンフォギア‬‬、4期&5期制作決定!!!

だれが、2012年1月にこのシリーズがここまで長く続く人気コンテンツになると思ったでしょうか(失礼)
だんだんプリキュア化してきた感が否めませんね!(嬉しい)

 

「歌がほんとうに上手な声優さんがキャスティングされていること」に、 Elements Gardenをはじめ、原作者上松範康さんのつよいこだわりを感じています。

 

歌のうまい女性声優だと林原めぐみさんが一番好きです。こんにちは、4pikoです。

 

現在放映中の「昭和元禄落語心中」の主題歌は、椎名林檎さんプロデュースの楽曲で、
林原さんの色っぽい声質が、まんべんなく堪能できます。必聴。

 

さて、今回は、昨日に引き続き、文化庁メディア芸術祭受賞作品の紹介を。
後編は「マンガ部門」をお送りします。

 


■マンガ部門

【大賞】

「かくかくしかじか」東村アキコ [日本]

かくかくしかじか

出典:集英社

ストーリー
少女漫画家を夢見る、高校生アキコ。美大にはいるために、絵画教室へ通うことに。そこで出会った先生、日高健三。恩師となる彼との出逢いが、アキコの人生を変えていく。

 

試読みはこちらへ

 

東村先生の自叙伝的作品。
ワタシは個人的に、東村先生のファンなのですが。(特に「きせかえユカちゃん」
恩師との出逢い、プロとしての生き方など、東村先生のギャグとシリアスのベストバランスが、いかんなく活かされている作品です。
クリエイターさんは、読んでほしいかと。

 

これを読んで、NHK浦沢直樹先生の「漫勉」東村先生回みると、より東村先生のことが理解できます。

 

作者Twitter

 

 


【優秀賞】

1.「淡島百景」志村貴子[日本]

news_xlarge_awajima_tobira

出典:コミックナタリー

ストーリー
歌劇学校に通う女の子たちの青春群像。1話ごとに主人公を変え、時には時代を変えて描くオムニバスシリーズ。

 

試読みはこちらへ

 

志村先生は、やわらかいタッチの絵が印象的な漫画家さんです。さらに心理描写がすばらしい。
大賞の東村先生が「動」の感情がメインならば、志村先生は「静」の感情がメインのように思います。
最近では、昨年放映されたアニメ「アルドノア・ゼロ」のキャラクターデザインにも挑戦されていました。
「娘の家出」「こいいじ」も、味わい深い作品なので、ぜひ読んでみてほしいですね。

 

作者Tumblr

 

 

2.「弟の夫」田亀源五郎[日本]

otoutonootto

 


ストーリー
弟の結婚相手はカナダ人、そして男だった!? 弥一と夏菜、父娘二人暮らしの家に、マイクと名乗る男がカナダからやって来た。

 

試し読みはこちらへ

 

田亀先生は、「ガチ」です。プロフィールに「Gay Erotic Artist」とあるように、ガチです。作品は、家族の家族が家族になっていく(どういうことや)、ほっこりするお話なのですが、もっと田亀先生を知りたいを思った方は、自己責任でお願いいたします◎

 

作者Twitter

 

 

3.「機械仕掛けの愛」業田良家[日本]

kikaijikake

ストーリー
持ち主に飽きられたペットロボの女の子、本を愛する刑事、介護のエキスパート、
子育てのベテラン、何をやってもダメな店員……ココロを持ったロボットたちの愛情と葛藤、
そして”人間”を描きだす、切なくて温かいオムニバス!!

 

試し読みはこちらへ

 

読後感が、藤子F富士雄先生や手塚治虫先生のような、ロボットと人間の心の交流を描くSF作品です。
ロボットといっしょに暮らす生活が日常になったら、このようになるのだろうか…と未来に思いをはせてしまいます。
ちなみに業田先生は、阿部寛さん主演映画「自虐の詩」の原作漫画を描かれた方でもあります。

 

 

4.「Non working City」 ホー・ティンフン[ポルトガル]

Non-working-City-600x826



ストーリー
台北市のどこかにあると噂される架空の都市「Non-working City」
そこは仕事も競争もない、桃源郷。借金に苦しむカップルが期せずして入り込む…。

 

(試し読み情報が見つかりませんでした…。)

 

受賞作のなかで、唯一の海外漫画家さんの作品です。
タイトルの通り「労働のない世界」はこのような桃源郷なのでしょうか。

 

 


【新人賞】

1.「町田くんの世界」安藤ゆき[日本]

matidakun

出典:集英社

ストーリー
賢くてスマートなメガネ。
そう思われがちな町田くんですが、得意なことは1つもありません。
それどころか…。新感覚ストーリー!

 

試し読みはこちら

 

女子的目線からいうと、「町田君かっこいい・・・」なのですが、
本人のひょうひょうとしつつも等身大の悩みをかかえているところが、とてもかわいいです。
家族や同級生たちもあたたかく、ほのぼのと安心して読める作品です。

 

 

2.「エソラゴト」ネルノダイスキ[日本]

esoragoto

ストーリー
人や動物、無機物があたりまえのように会話する「童話」的世界を描いた全7本の短編集。

 

綿密な背景とデフォルメされたキャラクターのギャップと、パラレルワールドの奇妙な常識たち。
この静かなコメディは、かなり好みが分かれる作品かもしれません。
(キャラクターデザインは、ニャロメロン先生と通じるものがありますね)

 

作者Twitter
作者Tumblr

 

 

3.「たましいいっぱい」おくやまゆか[日本]

tamasii

出典:KADOKAWA

ストーリー
この日々は、たぶん、世界で一番大切な、かけがえのないもの、だから。
そのすべてが、心も命も優しさも悲しみも…たましいなんだ。
ささやかだけれど、ここにしかない、
多彩でファンタジックな光を放つ結晶体、清新な女流漫画家の処女作品集

 

試し読みはこちらへ

 

すごくこの表紙のおとこのこが、吉田戦車先生のキャラクターのように見えて仕方ないのですが(笑)
中身のタッチは、「猫村さん」のほしよりこ先生にちかいかも!
気負わずよめる作品です。

 

作者Twitter

 

 


【審査委員会推薦作品】

 

やばい、28作品もある。

というか、展示会場で全部目を通すことができませんでした…(不覚)

 

ということで、 推薦作品に関しては、
「全作品読んだうえで!」後日改めてご紹介します!!

 


 

星の数ほどあるマンガたち。

「大切なことはマンガにおしえてもらった」
なんていうことばもある通り、
マンガは人類(とくに日本人)の文化生活にはなくてはならないものになってきていますね。

 

そして、昨今メディアミックスが一般的になりました。
メディアミックス
出典:くまごまちゃんの奮闘記「メディアミックス・クロスメディア・トランスメディア それぞれの違い」

 

クリエイターさんとしては、いつかじぶんの好きな作品や作家さんが、ゲームやアニメになり、関わることになるかも!そんな楽しい状況になっているとも思います。
好きな作品・作家さんに対しての思い入れが、制作の原動力になることがある。このブログを読んでくださっているクリエイターさんには、共感していただけるのではないかと思います。

 

2日間つづけて、第19回文化庁メディア芸術祭受賞作品の紹介をしてきました。
今回受賞された作品も、受賞に納得する作品ばかりだったように思います。


ぜひ手に取って体験していただき、
よりよい制作物のブラッシュアップの糧に
そして原動力に(+息抜きにも)
「自分以外のクリエイターの作品をみてみる」ということのきっかけになれば良いなと思っています◎

 


受賞作品展が、国内巡回するとのこと。
「文化庁メディア芸術祭青森展 まぼろし村と、あなたとわたし」
作品展サイト

春休み、お出かけになる方、お近くの方は是非足を運んでみてくださいね♩

 


The following two tabs change content below.
Avatar photo

4piko

二足のわらじ系ライター4pikoです。クリエイターさんライフに役立つ情報を提供します◎ VRをはじめとするテクノロジー・メディアアート・二次元(主に声優)・自転車が守備範囲。あとごちそう。instaでごちそう歳時記をお送りしています。 ID:4piko

コメントを残す