火星DASH村!?マッド・デイモン主演「オデッセイ」を観てきた

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みなさま、ごきげんよう。
映画大好きマンAzでございます。

2月14日(現地時間)、第69回英国アカデミー賞BAFTA)の授賞式が行われました。
そしてついに、ついにレオナルド・ディカプリオが主演男優賞を受賞ー!ワッショイワッショイ!
主演作「レヴェナント 蘇えりし者」は他に、作品賞、監督賞、主演男優賞、撮影賞、音響賞の最多5部門で受賞。
これでレオ様は悲願のオスカーに限りなく近づいたのではないでしょうか。

今年こそ!!!
ついに!!!
獲れるんじゃ!!!
ないでしょうか!!!
超期待!!!


さてさて今回は、

巷で話題の火星DASH村オデッセイ」観てまいりました!なお話。

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出典:公式Facebook

主演はマッド・デイモンだし大好きなSFだしで、おもしろくないわけないじゃろが!というあまり根拠のない理由で、公開前から楽しみにしていたこちら。

実は劇場での予告上映が始まった頃、ちょっとおもしろい構成で流れてたんですね。
他の予告と予告の間に、マッド・デイモン演じるワトニーからの通信が入る、といった形。

おっ、なんだこの演出は…!と余計に興味をひかれ、加えて先日のゴールデン・グローブ賞ではなんとミュージカル/コメディ部門にて作品賞と主演男優賞を受賞
こ、コメディ!?と、さらに期待感が高まることに。

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出典:公式Facebook

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出典:公式Facebook

ちなみに第88回アカデミー賞でも、作品賞主演男優賞含む7部門にノミネートしています。(アカデミー賞授賞式は現地時間2月28日に開催予定

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出典:公式Facebook

そんなわけで、ハードル高めのまま観た「オデッセイ」。
それでも面白かったんだから、これはオススメするしかないじゃない!

※今回の記事は多少のネタバレを含みます。ストーリーの核心に迫るものはございませんが、自己責任でお読みください※


シンプル・イズ・ザ・ベストなストーリー


シンプル。
とにかくこれに尽きる。

昨今、TVで放送される洋画の画面の片隅に、あらすじやまさかのネタバレテロップが流れているのをよく見かけませんか?
洋画沼の住民からは概ね不評なんですが、あれって普段あまり映画を観ない層に向けたものなんでしょうね。
映画慣れしてない人は、分かりやすい解説がないと途中で飽きてしまうとか。
劇場で観るのと違ってTVで観られる気軽さから、腰を落ち着けて観る人も少なさそう。
あれきっかけでチラ見でも観る人が増えて、映画自体に興味を持ってくれるならうれしいですが、あの過剰演出には閉口します。

その点、「オデッセイ」は安心です!

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出典:公式Facebook

ちょーーーシンプルな話ですもん。

火星に置き去りにされた男が、次のミッションで人が来るまでなんとか生き延びる。

ただそれだけ!
もしこれがTVで放送されるときにはテロップも

火星に置き去りにされたワトニー。果たして4年間生き延びられるのか!?

みたいな、小学生でも分かるよっ!ってツッコミ入れたくなるものしか思い浮かばないくらい、単純明快なお話です。

褒めるべきところは他にも。
導入部分がやたらとスピーディ。
開始早々、あっっっという間に置き去りにされるワトニーw

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ぽつん…… 出典:公式Facebook

映画化にありがちな(小説が原作)不必要な肉付けを完全に削ぎ落とし、かつ初っ端からクライマックス感を出して違和感なく置いてけぼり。
お構いなしに繰り出される、宇宙活動における専門用語も気にならないくらい一気に話に引きずり込まれます。
なるほど、その専門用語もあるからして適度なリアリティも生まれるのでしょう。

これは、上手い。
いやぁ、上手い。

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ちなみに、コラボしている宇宙兄弟読んでいるので、実はなんとなくその専門用語も分かったりしてw 出典:公式Facebook


主人公ワトニーが前向きすぎ


地球と簡単には行き来できない火星でひとりぼっちになってしまったら、あなたはその状況に耐えられますか?(普通ないと思うけど)

助けは来ないし、次に誰かが来るのは4年後。
物資ももたない。
想像すら難しいですが、常人には耐えられない状況でしょう。

でも、ワトニーは違います。
もちろん絶望感はあったでしょうが、この作品で描かれているワトニーは、基本的に超前向き

やっべー置いてかれた…
でも仕方ないよな…
どうすんべ…
とりあえず、生きよう!
(超意訳)

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出典:公式Facebook

みたいな印象がね、いやいやいや、と思いつつも、ほんと前向き過ぎて好感しか持てない

元々植物学者のワトニーは、持ち前の知識とその前向きさを武器に、なんと開墾
正確には基地内に畑を作るのですが、全く根性あるなっていう。
手負いでひとり火星の土を運び入れ、水を作る装置も手作りしちゃう。
クルーたちが残した排泄物(!)から肥料を作り、食材として運び込まれていたじゃがいもを植えるわけですよ。

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かわいい 出典:公式Facebook

さすが科学者。
っていうか、宇宙飛行士。
っていうか、宇宙飛行士ってこんななんでもできちゃうものなんです?

宇宙兄弟読んでるから、最悪の事態にも対応できるようにいろんな訓練するのは知ってる。
でもそれ以上に、本人の度胸とひらめきがないと、こんな極限状態で生きるのにテキパキなんてできないよね。

ワトニーのポテンシャルに拍手。

この男なら本当に生き延びられるんじゃないか、次はどうやって問題解決していくのだろうか。
ありえない状況の中で生まれる希望に、一時も目を離せません!


ワトニーのポジティブさと相対する地上のシリアスさ


火星のワトニーがキャッキャしている間(語弊があります)地上のスタッフはほとんどがシリアス
もう、その対比だけで笑えてきちゃうのですが、その地上ターンがあるからこそ、よりワトニーターンが際立ち、フィクション過ぎない落ち着きも生まれています。

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それぞれの現在位置 出典:公式Facebook

ワトニー生存から救出に向かうまでの葛藤や対立、しかしながらプロフェッショナルの集団だからこその状況判断と迅速さ。
いくつかの障害はあるものの、ここも総じてテンポがいい

セオリーにのっとった、お決まりの「よくあるドラマ感」もこなしていて、一貫してこのテンションだったら駄作になる要素も、逆になくてはならない大事なパートとなっています。


キャストにも注目!


シリアスもイケるし、こういうコメディチックな演技も上手い(しかわいい)マッド・デイモンはじめ、キャストも様々な面子が揃っています。

ワトニーの同僚であるクルーには、

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ジェシカ・チャステイン(「ゼロ・ダークサーティ」「インターステラ―」他)

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マイケル・ペーニャ(「アントマン」他)

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ケイト・マーラ(「ファンタスチィック・フォー」TVシリーズ「ハウス・オブ・カード」他)

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セバスチャン・スタン(「キャプテン・アメリカ」シリーズ他)

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アクセル・ヘニー(「ヘラクレス」「ラストナイツ」他)

地球組には、

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ジェフ・ダニエルズ(「スピード」「イカとクジラ」TVシリーズ「ニュースキャスター」他)

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クリステン・ウィグ(TV「サタデー・ナイト・ライブ」「ブライズメイズ 史上最悪のウエディングプラン」他)

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ショーン・ビーン(「ロード・オブ・ザ・リング」TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ 第一章七王国戦記」他)

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キウェテル・イジョフォー(「それでも夜は明ける」他)

おお……、みたことある人たちばっかりだ……!
知ってる俳優が出ているだけでも、ぐっと親近感がわきますよね。


ウィットなジョークでさらに色付け


ポジティブ・ワトニーの魅力をさらに明るくさせるのが、随所に盛り込まれたくすりと笑ってしまうジョーク
クルーの置いていった音楽の趣味に文句をつけたり、肥料を作る際の鼻栓マヌケ顔、暖房器具なしでの探索での一言とか、ワトニーの人となりというか、彼の性格をこれでもかとうまく表現しています。

また、地球パートでのシリアスなシーンで飛び出すシュールな指輪物語ネタ、クルーのアイアンマンネタなど、これ以上でも以下でもなく、この作品にとってベストなコミカルさの配分になっています。

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出典:公式サイト

それから、BGMも最高に笑えるんです!
それはもう、ワトニーがめちゃくちゃに苛立つくらいwww
画面とまったく合わない70年代ディスコヒットソングが、逆にセンスいいw
ノリノリで肩を揺らしながらの鑑賞は、他のお客様のご迷惑になりますのでお気を付けくださいねw


よくある「SF感動超大作」ではありません。
というと、じゃあ観なくてもいいや、と思う人もいるかもしれませんし、じゃあ観てみようかなという人もいるでしょう。
それを踏まえたうえで言わせてもらいますと、どちらにせよこれは観ておいた方がいい作品です。
ワトニーの前向きな姿勢に共感、感動、何かしらのポジティブな想いを抱けるんじゃないかな。
彼が無事に地球へ帰還できるのか、ぜひともその目で見届けて欲しいと思います。

あとね、原作がものすごく読みたくなる!
ちょっとひとっ走り本屋さんへ行ってこようかな。
ついでにもう一度観てきたりして。

Azでした。

「オデッセイ」

火星への有人探査計画に参加した宇宙飛行士のマーク・ワトニー。任務中、大砂嵐に襲われたクルーは全ミッションを放棄し、火星から脱出を試みる。が、ワトニーに折れたアンテナが直撃。クルーたちはワトニーは死んだと判断し、火星を旅立った。しかし、ワトニーは生きていた。取り残されたことを知り、残されたわずかな物資を使って生き延びようとするワトニー。地球から2億2530万キロ離れた火星で、独りぼっち。次に誰かが来るのは1400日後。果たしてワトニーは生き延びられるのか。地球へ戻ることができるのか。

監督リドリー・スコット 脚本ドリュー・ゴダード 原作アンディ・ウィアー『火星の人(英語版)』(ハヤカワ文庫SF)
製作サイモン・キンバーグ、リドリー・スコット、マイケル・シェイファー、マーク・ハッファム、アディタヤ・スード
出演者マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、クリステン・ウィグ、マイケル・ペーニャ、ショーン・ビーン、ケイト・マーラ、セバスチャン・スタン、アクセル・ヘニー、キウェテル・イジョフォー

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外部ライターのAzです。洋画・洋ドラの情報発信を中心に、世の中の興味あることをゆるく適当に書いていきます。

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