アカデミー賞を前に!2015年傑作品、見逃していませんか?

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こんにちは、映画大好きマンAzで~す。




いやはや、火曜の早朝にTwitterを開くと、TLが大体「おそ松さん」の話題で持ちきりですね~。

テクノアートのほわほわ系ライターmiyuちゃんもハマっているようですが、あんまりアニメを観ない私ですら観たことあるので(1話目だけだけど)、そら世間での人気ぶりはすごいものなんでしょう。

ちなみに私の中のおそ松兄弟は、長男おそ松・次男カラ松・三男チョロ松・四男?松・五男?松・六男十四松です。

ごめんなさい。

謝るから石投げないで。

今年中にはなんとか全員覚えて、続きも観たいと思ってます。ホントに思ってるよ!





さてさて、2016年が幕開けして、早くも新作映画が目白押し。

スケジュールとにらめっこ、どこに映画鑑賞タイムをねじ込むかあれこれ試行錯誤中です。観たいものありすぎぃ!

 

そして、年が明けると早くもアカデミー賞の気になる日々が始まりますね。

すでにノミネーションの発表はされていますが、前哨戦と言われるゴールデン・グローブ賞では作品賞、監督賞、主演男優賞の最多3部門で、「レヴェナント 蘇りし者」が栄冠を勝ち取りました!

この調子でレオ様(レオナルド・ディカプリオ)には初のオスカーを手にしていただきたいものです!

 

ということで今回は2月のアカデミー賞授賞式を前に、2015年に公開された洋画の中から、Azの独断と偏見による優秀作品を発表したいと思います。

 

いきなりAzデミー賞、開幕です!デデ―ンッ!





Azデミー賞作品賞ノミネート「チャッピー」


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出典:公式Facebook

 

 

心を持ったロボットチャッピーと、周りを取り巻く人間たちのドラマ

 

「第9地区」「エリジウム」のニール・プロムカンプ監督作品。

知能を持って創られた人型ロボットチャッピーが、見るもの聞くもの新しい知識をどんどんと吸収していきながら、人間になる夢を叶えようとするストーリー。

 

チャッピー愛しすぎかっ!!!!!

 

生まれたばかりの彼は、こぼしたミルクに驚いてみたり、お絵描きが大好きだったり(ただしロボットなのでめちゃくちゃ早いし上手)、ヒーローごっこもするし、知らない怖いものにはおびえたり。

ひょんなことから一緒に暮らすことになったギャングの女性をママと慕い、いじらしくてかわいらしいチャッピーは、どこからどうみてもロボットなのに、一挙一動が本物の人間のようで、人間以上に表情豊か。

映画において、動物と子供はそれだけで泣いちゃうからずるい!って思ってたけど、

 

ロボットもだよっ!!!!!ずるいよ!かわいいよ!ずるい!

 

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出典:公式Facebook

 

とはいえ、この監督の作品はハートフルなお涙ちょうだいものではございません。

ときにはエイリアン、ときにはロボット、ときには様々な立場の人間。

色々な視点からみた人間性を、近未来の世界で、現実味たっぷりに描きます。

 

倫理に反するとも言える行為で生まれたチャッピーは、生みの親と反目する同僚の度を超えた妬みにより、命を狙われることに。

まっさらな状態で生まれたチャッピーは、善にも悪にも簡単に染まり、それでも家族を守ろうと必死に闘うのです。

その姿をみるだけで、目頭が熱くなっちゃうのは私だけじゃないはず……決して歳のせいじゃないからっ!ズビズビッ

 

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出典:公式サイト

 

個人的には俳優ありきで観ることの多い私ですが、この監督は毎回なぜか私のドストライクをついてくるんですよ。

別に私、ロボットとか全く興味ないんですけどw

 

ちなみに、「第九地区」では人が乗り込めるロボットが、「エリジウム」では人に装着する形のパワードスーツが、「チャッピー」ではチャッピー自身もロボットだけど、それ以上にバカでかいロボット、いや、なんていうか、でっかい機械!!!みたいなやつが出てきます。←ロボットスキルがなさすぎて語彙が足りてない

 

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でっかい機械!!! 出典:公式Facebook

 

ミサイルとかバンバン撃ったり、素人が観ても詰め込んだな―って武器がたくさん。

なので、ただ単純に「ロボット」が好きな方には無条件でオススメかもしれませんね。←投げた

 

この監督の、どの作品も結末をぼかすのではなく、ストーリー上での結果をはっきりと示した上で、観る人に是非を問い、問題提起をする作りがとても私好みなんだなと思ってます。

ある意味期待を裏切る、一枚も二枚も上手をいくラストにも満足の一作です。





Azデミー賞作品賞ノミネート「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」


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出典:公式サイト

 

 

”泣けるミステリー”という触れ込みは、確かにその通りだった

 

今をときめく英国俳優ベネディクト・カンバーバッチ主演作品。

 

コンピューターの基礎概念を作った天才数学者、第二次世界大戦時にドイツが用いた、難攻不落と言われていた暗号機「エニグマ」を打ち破ったアラン・チューリングのお話です。

 

……って聞くと、なんだか小難しい印象を持つかもしれませんが、簡単に言うと、絶対解読できないって言われてた暗号を解読したって誰がどうやって?ってストーリー。

暗号解読とか言われると、ちょっとわくわくしませんか?えっ、私だけ?

 

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出典:公式サイト

 

チューリングと仲間たちの、暗号解読までのプロセスを波乱万丈に描き、それを成し得た瞬間は、鳥肌が立つ程興奮させられます。

が、そこをクライマックスとせず、英雄となるはずだったチューリングを襲った悲劇を静かに、情深く描いて物語は終わります。

 

決して正しいことだけをしたわけではなく、本来なら比べることのできないものを天秤にかけ、犠牲にし、国を救った彼ら。

英雄か犯罪者かなど誰にも決めることは出来ず、今でこそ偉業と呼ばれることを成し遂げたチューリングの末路を描いたことで、彼の孤独感や人となりをより表現できたことが、この映画の最大の功績ではないでしょうか。

 

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出典:公式Facebook

 

人と交わるのが苦手で、一見、壊れたコンピュータのような彼の節々に見せる人間味がとても素晴らしく、それを表わせたのはベネディクト・カンバーバッチの演技だからこそ、と言っても過言ではありません。

それもそのはず、チューリングに惚れ、脚本に惚れ、自ら役を射止めたベネディクトは、伝記や資料を読むだけだはなく、チューリングの遺族や元同僚からも話を聞くなどしてその内面に迫り、人々の心を揺さぶる演技を完成させたから。

そしてそれは

 

”今年最高のスクリーンにおける演技のひとつ”

”キャリアの決定打”


と称される程のものでした。

結果、トロント国際映画祭では最高賞である観客賞を、アカデミー賞では8部門ノミネートうち脚色賞を受賞、他数々の映画祭での受賞も果たすことになったのです。

 

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出典:公式サイト

 

後年に残るだろう傑作。

束の間の信頼関係も、時代と相まって、結局は孤独な人生を選んだチューリングに想いを馳せさずにはいられない、そんな映画です。




Azデミー賞作品賞ノミネート「マッドマックス 怒りのデス・ロード」


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出典:公式サイト

 

 

ストレス発散!メンタルリセット!超最上級のポップコーン映画!!!

 

V8 V8 V8 !!!!!!

 

現代社会に疲れている人は、もれなくこの作品を観るべし!観るべし!観るべし!

オープニングからエンドロールまで、そのほとんどがアクションシーン。

完全に頭カラッポにして、ただただその勢いと迫力に、うお~~~!!!を雄たけびをあげていればいいのです!!!

 

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出典:公式サイト

 

ストーリーはあってほぼないようなもの。

その世界にあるのは、生きるか死ぬか。

そして、命を賭すことのできる何かがあるか。

その日その時を必死に生きる情熱を思い出させてくれる、現代社会に生きる我々にとって必要な栄養剤、いや、ガソリンがこの作品なのだ!!!!!

 

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出典:公式サイト

 

監督のジョージ・ミラーはなんと今年で71歳

しかもこの「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の前には「ベイブ」「ハッピーフィート」を撮ってるっていうんだから、なんてゴキゲンサイコ―なおじいちゃん!!!

大量のアンプを乗っけて爆音でギターをかき鳴らすドゥーフワゴンみたいに、

 

全く完全に狂ってやがるぜ!!!←褒めてます

 

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出典:公式サイト

 

ポップコーンやコーラなども忘れずに。

自宅で観れば このような問題 も気にせず楽しめます。

 

ちなみに、この「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、ゴールデン・グローブ賞では作品賞と監督賞にノミネートを果たし、アカデミー賞ではまさかの10部門ノミネート!

どちらの賞レースも、その色からすると異例のノミネートなのです!

これでますますアカデミー賞の発表が待ち遠しくなりましたね!





ということで、Azデミー賞ノミネート作品のご紹介、いかがでしたでしょうか。異論は認めます。

まだまだおすすめしたい作品は山ほどありますが、今日はこの辺で。

これをきっかけに予告編だけでも目にしてもらって、作品を観るきっかけにしてもらえるととても嬉しいです。

また、これおもしろいよって作品がありましたらぜひコメントくださいね~。

では、感想お待ちしておりまーす!

 

Azでした。

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Az

外部ライターのAzです。洋画・洋ドラの情報発信を中心に、世の中の興味あることをゆるく適当に書いていきます。

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