もっとわかりたい!広報のお仕事 part05

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皆さんこんにちは!
茶味ニュルンです。

今日は11月11日、世に言うポッキーの日ですね。
正確には「ポッキー&プリッツの日」らしいのですが、よくプリッツの存在が省かれるのが悲しいところです。
ちなみに、この「ポッキー&プリッツの日」は、平成11年11月11日に江崎グリコが制定し、
日本記念日協会にも認定されている正式な記念日だそうです。

さて、雑学を1つ披露したところで、本題に移りましょう。
本日も広報のお仕事に関してご紹介をしたく思います。

まずは前回のブログのおさらいから。
前回は、広報活動を行うことによって、
企業にどのようなメリットがもたらされるのかご説明させて頂きましたね。

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【広報活動がもたらす4つの効果】

 組織の活性化・・・メディアで自社が取り上げられることで、
          社員が仕事にやりがいを感じるようになり、企業が活性化する。

 財務効果・・・メディアに露出することで知名度が高まれば、
         金融機関や投資家への信頼度が高くなるため、
         財務面での資金繰りがしやすくなる。

 マーケティング効果・・・商品や自社サービスを世の中に知らしめることにより、
             商品の販売数を増加させ、会社の利益を向上させる。

 リクルート効果・・・メディアに取り上げられ、企業名が一般的に知られるようになれば
           より優秀な人材が集まる。

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上記のおさらいをご覧頂いても分かるかと思いますが、
広報は「メディア」との関わりが不可欠な役職であるといえます。
そのため広報の人間は「マスコミとどのように接するべきか」「メディア人とはどのような人間であるのか」を把握しておく必要があります。
そこで、今回のブログではマスコミやメディア人の特性について解説させて頂きたく思います。


masukomi

【メディアの機能】

メディア人の特徴に関して説明する前に、
まずはメデイアの機能に関して解説したく思います。
メデイアには主に4つの大きな機能があります。

 ■メディアの機能
 1.報道  ・・・ニュースなど
 2.言論啓蒙・・・社会の公器として世論を導く
 3.生活娯楽・・・市民に役立つ情報を提供する
 4.広告  ・・・番組のスポンサーの情報を知らせる

【メディアの種類】

「メディア」と一言で表現いたしましたが、
メディアにはご存知の通り様々な種類があります。
まず、メディアはどのような媒体があるのかを認識しましょう。

 ■メディアの種類
 ・新聞・・・全国紙、地方紙、スポーツ紙、業界紙、産業紙、ブロック紙
 ・テレビ・・・地上波放送、BS放送、CS放送
 ・ラジオ・・・FMラジオ、AMラジオ
 ・雑誌・・・週刊誌、月刊誌
 ・Web・・・Webニュース、SNS

このようにメディアは、紙媒体のものもあればテレビ・ラジオ放送のようなもの、
Web・ネット媒体のものなど、その種類は様々です。
もちろん媒体によって、ターゲット層が変わって参りますので、
自社の情報をどの層に発信したいかによって、メディアの選別を行う必要があります



【メディア人の特徴】

それではここからは、メディアに関わる方々がどのような人たちなのかご紹介していきたいと思います。

 ■メデイア人の特徴
 ・「言論の自由」に関わる専門業
 ・国民の「知る権利」に関わる社会的責務を使命とする
 ・勉強熱心、研究熱心で、スタミナがある

上記からもわかるように、メデイア人は
「世間に情報を伝えること」に強い使命感を抱いた人たちであると分かります。
広報職の人間は、取材を受ける機会が多いかと思いますが、
メデイア人は好奇心旺盛でバイタリティあふれる人が多いため、取材の際に質問攻めにされることがあります。
そのため、自社の情報をしっかりと把握し、端的に説明できるよう備える必要があります。

ただ、マスコミは仕入れた情報をそのまま発信する訳ではなく、
「読者や視聴者に需要のある情報」を取捨選択する「ゲートキーパー」が存在します。

 ■ゲートキーパーとは

 ゲートキーパーとは、研究組織において外部と頻繁に接触し、
 外部情報を内部のコミュニケーション・ネットワークに伝えるという、
 外部と内部の連結機能を果たす少数の研究者のことである。
 この概念は、マスコミュニケーションがまず小数の社会的成員 (オピニオン・リーダー) の
 態度・行動に変化を引き起こし、次いでこの成員の口頭コミュニケーションにより
 社会的成員の残りの成員にメッセージが伝達されるという「2段階フローモデル」の組織への適応である。

 ※上記は出典元の記述の一部を掲載しています。
 出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


つまり、マスコミは「需要のあるかどうか」を基準に、情報の取捨選択をし発信しているため
メデイアの内容が、世界の情報をそのまま反映しているとは限らないという点に注意しなければなりません。
メデイアに自社の情報を取り上げてもらうためには、
マスコミにとって必要な情報を抽出し、興味を持ってもらえるようなリリースを提出する必要があります。

また、「他人の不幸は蜜の味」という言葉がある通り、ネガティブな情報ほど需要があり好まれる傾向があるので、
自社のネガティブな情報をキャッチされないよう注意する必要もあります。


【まとめ】

如何でしたでしょうか?
これまでのブログで、広報の仕事は「マスコミに情報を提供し、取り上げてもらうこと」と説明して参りましたが、
マスコミに情報を取り上げてもらうには、まずはマスコミ・マスコミ人の特徴を把握し、
どんな情報が好まれるかを想定し、提案書を作成する必要があります。

提案書の書き方のコツに関しましては、また次の機会にご紹介させて頂きたく思います!

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 ■まとめ
 ・マスコミ人は「言論の自由」「知る権利」に対して強い使命感をもった人々である。
 ・マスコミは仕入れた情報を取捨選択し、受け手に需要のある情報を優先して発信する。
 ・マスコミに自社の情報を取り上げてもらうには、需要のある情報を抽出する必要がある。
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茶味ニュルン

演劇畑出身。 苦手な早口言葉は「新進気鋭新人歌手による新春新人シャンソンショー」。 テクノアート株式会社では、社員全員を巻き込んで劇団を立ち上げようという壮大な野望を抱いていたりいなかったり。 背は低いが、誰よりもビッグな存在になれるよう日々邁進中。

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